JAみはら10月号331
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ミカンサビダニ気温が高く乾燥すると、ミカンサビダニが発生します。発生園は、防除を行いましょう。【カルシウム剤の散布】温州みかんは、浮皮軽減、品質向上を目的にカルビタP(カルシウム+リン酸)の散布を、中晩柑類は果皮強化(ヤケ防止)を目的にカルビタを散布します。散布時期は9月中旬、10月上旬となります。【栽培管理履歴書の提出】消費者の農産物に対する安全志向の高まりから、農薬の安全・適正使用が求められています。栽培管理履歴書を記入することは、自身の農薬の適正使用を証明することにつながります。出荷前には、農薬や施肥の実施を記録した栽培管理履歴書を提出しましょう。●温州みかん【極早生みかんの採収、選別、出荷】収穫前には、腐敗防止剤を散布します。着色基準に従い、食味の良い園地および樹から収穫を開始します。収穫する時は、ハサミで果皮を傷つけないために二度切りします。収穫した果実は、荷受け基準に沿って家庭選別を行います。選別場所は明るくして、生傷や着色期のアザミウマ被害果、日焼け果などを家庭選別で除去します。【夏秋梢の処理】不作樹では、春枝の先端から夏秋梢が発生しています。樹勢が強い樹(特に若木)は複数発生している夏秋梢の枝から、1枝1本に整理します。春芽を発生させる場合は、春枝と夏枝の節(境目)の上で切り返します。直立した強い夏秋梢は、樹形を乱すため、基部から間引きます。ピストル剪定ハサミ手が届きにくい高い場所の枝も切ることができます。※商品につきましてはお近くのJA営農センターへお問い合わせください。【病害虫防除】腐敗防止剤の散布今月から極早生みかんやレモンの収穫および出荷が始まります。出荷基準を確認し、収穫出荷を進めます。アザミウマ類着色期にアザミウマ類の発生がみられたら防除を行います。【樹勢回復対策】収穫が終了した極早生温州は、樹勢回復のため、尿素300倍を7~10日間隔で2~3回程度散布しましょう。●中晩柑類【レモンの収穫】レモンは果実の横径が55㎜(M級果)以上になった果実から収穫を始めます。この時期に収穫する果実は果皮が未熟で体質が弱いため、収穫かごやコンテナの底にクッションを敷くなどして、衝撃を与えないようにしてください。また選別時も同様に、果実の取り扱いを丁寧に行います。レモン採収リングレモン採収リングは、直径56㎜の金属製の輪っかです。果実にあてがってその場で確認できます。※商品につきましてはお近くのJA営農センターへお問い合わせください。【病害虫防除】炭そ病秋季に降雨が多いと枯れ枝が感染源となり、炭そ病が発生します。薬剤防除と合わせて、枯れ枝を除去しましょう。収穫作業もほぼ終わり一段落したところではありますが、樹は貯蔵養分を蓄え、次年度へ向けて準備を始めています。●落葉時期で樹勢判断通常、健全な樹体管理がなされ適正な樹勢樹では、落葉期になると、一斉に短期間に揃って紅葉し落葉します。それまで、健全な状態で葉が残っていることが大切です。干ばつの影響や病害虫被害などで根や葉が弱っていると早期落葉の要因になり、反対にチッソが効くと遅くまで緑の残った葉で落葉しません。いずれも花芽の充実が不十分となり、来年の作柄に影響します。●改 植品質の悪い樹や収量の上がらない老木などは改植をすすめます。モモやイチジクを改植する場合は、連作障害(いや地現象)が起こります。新しい場所に植えるか、どうしても元あった場所に植える場合は、古株の根をとり、できるだけ新しい土を植え穴に入れてください。【植付けの準備】十一月、十二月は落葉果樹苗木の植付け時期です。(いちじくは三月ころ)そのため、一カ月前には植穴の準備をします。担当髙本 大輔(広果連)落葉果樹左:ショートタイプ右:ロングタイプ 【全体運】好調運に恵まれます。家族で過ごす楽しい予定を立てましょう。仕事面ではうまくいっているやり方をまねてみて【健康運】ダンスやラジオ体操がお勧めです【幸運の食べ物】ルッコラ今月の運勢 双子座5/21~6/214JAみはら 2020.10

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