JAみはら10月号331
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●キウイフルーツ【収 穫】キウイフルーツは、成熟期の果実硬度が高く、果皮色が変化しないため、収穫適期の判断が難しいです。そのため、産地では糖度6~7%を目安とすることもありますが、おおよそ今月中旬くらいから収穫を開始します。また、収穫が遅くなると霜害を受け貯蔵性が劣ることがあります。収穫の際の注意点○降雨で濡れた果実は採収しない。○毛じを落とさないように丁寧に扱う。○果頂部など花弁が付着していたら落としておく。○採収は、果実温の低い午前中に行う。●秋まき野菜の播種ダイコンやハクサイといった代表的な秋まき野菜の植付けが終わった頃だと思います。ですが、これから植付けを行う野菜もありますので、一部ご紹介します。【エンドウ】栽培のポイント冬越しする為、早まきすると蕾が大きく育った時に寒さで株が傷みます。その為、必ず適期に種まきをしましょう。また、連作を非常に嫌う作物なので作付けする際は、4~5年は豆類を栽培したことのないほ場を選びましょう。①ほ場準備エンドウは根に根粒菌が共生します。根粒菌は空中窒素を利用してエンドウの生育を助けるので、肥料は控えめに施しましょう。1a当たり完熟堆肥を150㎏~200㎏、苦土石灰を15㎏全面に施します。種まきの1週間前に基肥(※)を5㎏全面に施し、1条植えで株間30㎝、畝幅120㎝の畝を立てます。水はけの悪い畑では、根腐れを起こし生育が悪くなりやすくなるので排水対策を心がけましょう。②種まき播種適期は、10月中旬~11月下旬です。1穴につき4~5粒種をまき、土をかるく被せます。種まき後は、乾燥しないようにしっかり水をやりましょう。また乾燥を防ぎつつ鳥害対策にもなるので、不織布をべたがけしましょう。【ソラマメ】栽培のポイントエンドウ同様に冬越しする為、早まきすると年内に生長が進み、寒害を受けるので、適期に播種しましょう。また乾燥に弱い作物なので、水持ちが良いほ場だとよく育ちやすいです。連作障害も発生しやすいので、作付けの際は4~5年は豆類を栽培していないほ場を選びましょう。①ほ場準備エンドウ同様に根に根粒菌が共生するので肥料は控えめに施すとよいです。1a当たり完熟堆肥を200㎏、苦土石灰を15㎏全面に施します。定植1週間前に基肥(※)を5㎏全面に施し、株間40㎝、畝幅60㎝の畝を立てて、一条植えで作ります。②種まきソラマメは直播きもできますが、発芽や初期成育をそろえる為にもポットで苗を仕立てた方がよいです。9㎝の3号ポットに2粒ずつ、おはぐろ部分を斜め下向きにして土に押し込み、頭部がわずかに見えるくらいの深さでまきます。この時、水平に種をまいてしまうと湿りで腐りやすくなってしまうので注意しましょう。③定 植種まき後、5~7日程で発芽します。本葉が2~3枚になった頃(育苗日数20日前後)が定植適期になります。定植後は水をしっかりやり、霜が降る前に株元へわらや枯草を敷いてあげましょう。※基肥の施肥量は、窒素成分8%の肥料を使用する場合の施肥設計となります。●秋まき野菜の害虫防除キャベツ・ハクサイは結球始めにヨトウムシ・アオムシの内部侵入を防ぐため、ブロッコリーは出蕾期に、コナガやハスモンヨトウによる被害を防ぐために「プレオフロアブル」の散布を行いましょう。プレオフロアブル散布後の降雨による影響が少なく、残効性に優れます。また、天敵や有用昆虫に対する影響が少ない殺虫剤です。担当西條 祥大家庭菜園 農薬使用の際は、必ずラベルに記載されている使用方法を確認してください。農薬散布の際は、周辺住民の方や近隣の農作物栽培者への周知を徹底し、農薬飛散(ドリフト)に注意しながら実施しましょう。おはぐろ品 目適用害虫希釈倍数使用時期使用回数キャベツヨトウムシアオムシ1,000倍収穫7日前まで2回以内ハクサイ収穫7日前までブロッコリーコナガ収穫3日前までハスモンヨトウ収穫7日前まで※この他、多数の野菜に使用することができます。使用の際には裏面のラベルに記載されている内容をよく読み、適切に使用してください。【全体運】好奇心を発揮して新しいことにトライを。人間関係は一歩前進。気になっていた人ともお近づきになれそう【健康運】秋の景色を眺めつつ散歩を楽しんで【幸運の食べ物】サラダ菜今月の運勢 獅子座7/23~8/226JAみはら 2020.10

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