JAみはら12月号333
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競合している場合、亜主枝が健全であれば早めに間引くようにします。⑤せん定後、切り口の処置にはトップジンMペーストなどの癒合剤を塗布して乾燥によるひび割れ、枯れ込みを防ぐようにします。(5)樹形・樹姿樹の形にはカキ、クリなどは当初は変則主幹形で樹を大きくし、成木になったら作業性を考え、開心自然形に樹形改造をはかります。またモモ・ウメ・イチジクなどは3本仕立ての開心自然形より双幹形(2本主枝)が、成木になってからの作業性を考慮すると非常に良いと思います。ブドウの仕立ては、長梢せん定仕立て(X型自然形整枝)と短梢せん定仕立て(平行型整枝)があります。「長梢せん定」は主枝4本を対角線上に伸ばす方法。デラウェアや巨峰などの栽培に取り入られています。「短梢せん定」は主枝を平行に配列し、短い結果母枝を、20㎝間隔で左右に配置する整枝法。主枝4本のH型整枝が普通です。枝の間隔は1・8mから2m、主枝の長さは5から7m。●野菜の貯蔵方法について冬野菜の収穫が忙しくなる頃で、1度で食べきれない場合の貯蔵方法について紹介しますので参考にしてみてください。【簡単な保存方法】室内で野菜を保存する場合は、キャベツ・ハクサイは水分の蒸発を防ぐため、新聞紙に包んで段ボール箱に入れて冷暗所に保存しましょう。ダイコンは、葉を切り落とし濡らした新聞紙で包み、さらにその上から乾いた新聞紙で包むとよいです。サトイモは、霜が少ないところでは畑から掘り上げなくても、土を厚くかけておけば冬越しができます。【土中で保存する方法】ダイコンやニンジンは葉を切り落として、凍らないように深さ30㎝位の位置に埋め込みます。サトイモ・サツマイモは寒さに弱いので、霜が降りる前に茎と葉を切り落としてから、株ごと掘り上げます。この時、サトイモは子イモと孫イモを崩さないように、サツマイモはなり首をつけたままで掘り上げます。土中に埋めるときは、サトイモは子イモ、孫イモをつけたままの状態で崩さないように注意しながら切り口を下にして埋めます。サツマイモは、なり首をつけたままの状態で埋めます。埋めるときは30㎝位の盛り土をして、上にビニールシートで雨よけをしましょう。●畑の土づくりについて野菜作りにおいて重要な要素として土壌の環境があります。野菜作りに適した土は、①水はけがよい②ある程度の空気を含んでいる③水持ちが良いといった状態のものになります。このような土壌を目指すために行うと有効な作業を紹介します。【畑起こし】畑起こしは冬に行うのが適しています。この時期は、一部の野菜を除いて植えものが少なく、耕せる面積が広くなるからです。また、この時期の畑起こしの効果として、物理性が改善されるので、固い土壌であっても柔らかくなります。その他に、病原菌や病害虫、雑草などの密度を下げるといった効果も見込めます。畑起こしの方法についてまず、畑全体に石灰資材を土が7~8割がた見えなくなる程度(目安:1a当たり500g程度)、均一に散布します。この時、石灰資材が多すぎると土が硬くなるので、畑の状態に合わせて投入量を調整しましょう。その後、20㎝~30㎝の深さで、鍬やシャベルを使用して耕します。耕した後は、土の表面の凹凸をそのままにして寒気や雨風にさらすことで風化を促しましょう。自然堆肥について冬の間を利用して、落ち葉や枯草、稲わらを積み上げることで堆肥をできるだけたくさん作りましょう。この堆肥を春に全面散布し耕すことで土と混ぜ込みます。このような土づくりを毎年心がけることで、土壌は次第に団粒構造になり、空気や水を適度に含み、余分な水を排水するため、野菜の根が健全に育ち良品質な作物の生育に繋がります。担当西條 祥大家庭菜園切り口のゆ合促進に活用ください初めの10〜14日間は通気をよくする。土を盛り上げて雨水が流れるようにする(台地でできるだけ地下水位の低い所を選ぶ)。15℃以上になると萌芽し、9℃以下になると低温障害を受ける。竹筒などもみ殻イモ稲わら80〜100cm畑起こしの方法約30cmの深さまで土を耕し、深部の土を寒風にさらして病害虫を死滅させる。【全体運】交友関係が活発化。予定がたくさん入って、うれしい悲鳴が聞こえてきそう。買い物はリストを作って計画的に【健康運】楽しみながらできるスポーツがお勧め【幸運の食べ物】カボチャ今月の運勢 双子座5/21~6/216JAみはら 2020.12

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