JAみはら1月号334
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あぶらのちょっといい話みなさんは『あぶら』についてどのようなイメージをお持ちですか?「健康に悪い」と言われることも多いあぶらですが、私たちの体に必要不可欠なものです。今回は、あぶらについてご紹介し、上手にあぶらを摂っていただく一助になればと思っています。■あぶら(脂質)は『脂肪酸』という成分からできており、その種類により様々な働きをしています。生活に身近なものをいくつかご紹介します。飽和脂肪酸肉や乳製品などの動物性脂肪に多く含まれています。動物性脂肪の摂りすぎは「心筋梗塞」や「がん」になりやすくなると報告されています。しかし、飽和脂肪酸も体には必要な成分であると共に、飽和脂肪酸を避けるあまり肉や乳製品等に豊富に含まれるビタミン・ミネラル等を摂る機会が失われてしまっても健康を損ねてしまいます。オメガ3系脂肪酸/オメガ6系脂肪酸オメガ3系とオメガ6系は逆の作用を持つことでお互いのバランスを保っています。オメガ3系エゴマ油、亜麻仁油、イワシやサバなどの青魚(EPA・DHA)オメガ6系コーン油やサラダ油など ※調理油やドレッシングなど、広く使用されているオメガ3系とオメガ6系の摂取は、1:2程度が良いとされていますが、オメガ6系は自然と食べていることが多く摂りすぎる傾向にあるため、オメガ3系を意識して摂ると良いでしょう。■注意したいあぶらもあります。これらは、動脈硬化を進めたり、発がんの可能性があったりするため、なるべく減らしましょう。酸化したあぶら時間が経ったり、熱が加わったりすると、あぶらは酸化していきます。開封後はなるべく早く使う(家族の人数に合ったサイズを購入する)、保存に気を付ける、繰り返し使用しないことが良いでしょう。トランス脂肪酸植物油を人工的に飽和脂肪酸のようにしたものです。マーガリンやショートニングが代表的で、これらが使用されるパンや菓子類にも注意が必要です。望ましい脂質の摂取量は、必要エネルギー量の20~30%とされていますが、国民健康・栄養調査では、過剰な方も不足している方も約3割ずつおられるようです。あぶらは質と量が大切です。あぶらの特徴を知って、上手に食べましょう。今月の運勢 射手座11/23~12/21【全体運】お正月休みや旅行はゆったりプランで。英気を養えば気持ちに余裕が生まれます。趣味の集まりに顔を出して【健康運】体調不良を感じたら早めに病院を受診して【幸運の食べ物】アカガイ14JAみはら 2021.1

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