JAみはら3月号336
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担当石川 祐介(広果連)柑 橘3月の気温・降水量は平年並みの見込みです。天気は数日の周期で変わりますが、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。●温州みかん・中晩柑類共通【間伐の実施】樹と樹の間隔がせまい園地では、せん定をする前に間伐します。樹に日光が当たりやすくなることで光合成能力が上がり、果実品質も向上します。また作業性が良くなることで、仕事の能率も上がります。【せん定】枝が混み合った樹は、最初に大きな枝をせん定して整枝することが重要です。せん定により病害虫の発生を減らし、果実の品質を向上させます。温州みかん・中晩柑ともに全園地せん定実施を目標に作業をすすめていきましょう。※せん定は良く切れるノコギリを使いましょう。【春肥の施用】春肥は春芽の充実、幼果の初期肥大に重要です。3月下旬から4月上旬に、収穫量や品種に応じて適期適量施肥を行いましょう。【病害虫防除】冬マシンを散布していない園地で、ハダニとカイガラムシ類の防除のため、3月~4月上旬にハーベストオイル80倍(4月散布は100倍)、とアプロード1000倍を混用散布します。なお散布する際は、樹勢維持のため尿素を混用しましょう。【かんきつ苗木の植え付け】注文した苗木がきたら、①根についている土を水で洗い、一晩根を水につけておきます。②翌日、根を広げながら土をかけて植え付けます。接ぎ木部が埋まらないように注意します。③植え付け後は、かん水を行い、根と土がしっかりなじむようにします。土が下がるので再度土で覆います。④植え付け後は、抑草目的に、黒ポリやアグリシートなどを被覆し、苗木が倒れないように支柱を用いて結束します。●中晩柑類【貯蔵管理・採収】気温の上昇とともに、貯蔵庫内の温度も高くなります。貯蔵中の果実は腐敗しやすくなりますので、引き続き腐敗果の点検をこまめに実施しましょう。貯蔵庫では、出荷が進むにつれ、入庫量が減り、庫内が乾燥しやすくなります。適切な温度・湿度管理に努めてください。【かいよう病の防除】かいよう病は、気温の上昇にともない、枝などの越冬病斑から感染し、梅雨時期や台風時に新梢や果実へと感染が広がります。ICボルドー66D40倍を発芽前に散布します。また薬害軽減のため、アビオンE1000倍を混用して散布します。なお、春マシンの散布後防除を実施する場合は14日以上間隔をあけて散布します。薬剤防除とあわせて、罹病枝や葉などを取り除くなど、耕種的防除も行い菌密度を減らしましょう。◎防草・乾燥防止資材〝アグリシート〟の紹介について高い遮光性により防草効果と、優れた保湿性、透水性により土壌乾燥防止に役立ちます。資材のお問い合わせは営農センターまでお願いいたします。3月気象庁ホームページよりSL果樹中目200大地7寸中目みかん剪定鋸210人が枝に触れず通れる間隔をあけましょうかん注器などでかん水アグリシートを設置園(レモン)かいよう病が発生した果実資材のお問い合わせは営農センターまでお願いいたします。貯蔵庫内の乾湿度計【全体運】春に心躍りそう。これからの計画を立てると良いアイデアが浮かぶはず。下旬から運勢は上昇を開始!【健康運】ゲーム感覚でできる運動にツキがあります【幸運の食べ物】アシタバ今月の運勢 牡羊座3/21~4/194JAみはら 2021.3

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