JAみはら3月号336
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担当西條 祥大家庭菜園●ニンジン栽培についてニンジンはカロテンやビタミンC、食物繊維などの栄養を多く含んだ緑黄色野菜です。一般的な種子の発芽適温は15~25℃、生育適温は18~21℃、ニンジンのオレンジ色が出るのに適する温度が16~20℃と言われています。【圃場準備】種まきの3週間前に1aあたり完熟堆肥と、苦土石灰100gを投入し、種まき1週間前に「JAの万能肥料」(8:6:7)を100g施して深く耕します。その後、120㎝幅の畝を立ててまき溝を作ります。【種まき】ニンジンは低温・高温・乾燥すると発芽しにくい特徴があります。種まきの際には雨降り後または、まき溝へ十分にかん水してからスジまきします。種まき後は土(1㎝程度)をかけて軽く押さえましょう。種まき後は乾燥対策に不織布や敷きわらをして、乾燥するようであればかん水を行います。【間引き】本葉が1枚になったら混み合っているところを間引きます。その後、本葉が2~3枚になったら株間6㎝、本葉が5~6枚になったら株間10㎝になるように間引きます。2回目と3回目の間引き時に追肥として「JAの万能肥料」(8:6:7)を1aあたり50g施し、土寄せをします。【収 穫】地上部に出ている根の直径が4㎝程になったら収穫します。栽培のポイント土の乾燥が続いた状態で生育し、収穫時期に降雨が続くと急激な水分の吸収により根割れが発生しやすくなるので、土の表面が乾燥しているようであればかん水しましょう。また、ニンジンの肩が地面より露出していると日光に当たって変色(緑色や紫色)するので、露出しないように土をかけてあげましょう。●タマネギの防除について3月中旬から5月上旬にかけて雨が多いと「べと病」が発生します。「べと病」は玉太り不足や貯蔵中の腐敗の原因となるので必ず防除しましょう。2月下旬にダコニール1000を散布し、散布10日後にプロポーズ顆粒水溶剤を散布します。その後は10日間隔に2種類の農薬を交互に散布することで「べと病」の発生リスクを軽減することができます。「べと病」が発生した場合は、治療が難しく、放置してしまうと正常な株にまで広がってしまうので発病株は速やかに抜き取り、ほ場の外に出しましょう。※農薬を使用する際には裏面のラベルに記載されている内容をよく読み、適切に使用してください。種まきのポイント①ニンジンは「好光性種子」という特性を持ちます。土をかけすぎると発芽不良に、かける土が少なすぎると乾燥しやすくなるので覆土の量には注意しましょう。②コーティングされていない裸種子を使用する場合は、事前に種を1昼夜水に浸すことで発芽しやすくなります。312月品種684101211975○…播種    …育苗・育成  ■…収穫一般的なニンジンの作型春まき夏まきタマネギへ使用する時の登録内容農薬農薬名適用病害希釈倍率使用時期使用回数ダコニール1000フロアブル白色疫病灰色かび病べと病1000倍収穫7日前まで6回以内プロポーズ顆粒水溶剤白色疫病灰色かび病べと病1000倍収穫7日前まで3回以内ダコニール1000フロアブル、プロポーズ顆粒水溶剤ともに、様々な野菜に使用することができます。【全体運】気持ちが引き締まりポジティブシンキングに。開拓したいことがあればチャレンジのとき。ただ暴走には注意が必要【健康運】体を鍛える好機。ハードなトレーニングも◎【幸運の食べ物】ナバナ今月の運勢 双子座5/21~6/216JAみはら 2021.3

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