JAみはら4月号337
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●緑化・硬化期緑化期では、温度管理に気を付けて、緑化初期は強い光にあてないようにして、徐々に光に慣らしていきましょう。目安は5~7日間です。苗丈が5~6㎝になるまでは、保温シートで被覆します。高温や低温にならないよう、ブルーシート等を利用して適正な温度管理を行うことが大切です。特に夜間の高温は軟弱徒長となり、低温はカビの原因となるので注意しましょう。硬化期では、特に高温にならないように換気を行いながら、乾燥しているようであれば、かん水します。かん水は、午前中にしっかり行いましょう。床土の乾き具合に注意して、良く観察することが必要になってきます。管内の北部地域は夜間の低温、南部地域は日中の高温に注意しましょう。理想的な稚苗の姿は、草丈12~13㎝、不完全葉までの長さを3~3・5㎝、葉の枚数は2~2・5葉であり、軸が太く、根張りの良い苗に仕上げましょう。詳しくは稲作ごよみを参考にしてください。季節予報広島地方気象台季節予報より4月 高気圧と低気圧の影響を交互に受け、天気は数日の周期で変わる見込みですが、高気圧に覆われやすいでしょう。このため、平年に比べ晴れの日が多い見込みです。5月 高気圧と低気圧の影響を交互に受け、天気は数日の周期で変わるでしょう。平年と同様に晴れの日が多い見込みです。担当石川 祐介(広果連)柑 橘4月の天気は数日の周期で変わる見込みですが、高気圧に覆われやすく、平年に比べ晴れの日が多い見込みです。●温州みかん・中晩柑類共通【せん定】枝が混み合った樹は、せん定をしましょう。せん定により病害虫の発生を減らし、果実の品質を向上させます。温州みかん・中晩柑ともに全園地せん定実施を目標に作業をすすめます。作業のする際はよく切れるハサミやノコギリを使用することで作業効率がアップします。また農作業の軽労力化のため、電動剪定はさみなどの資材を活用して体の負担を少なくしましょう。【春肥の施用】春肥は3月下旬~4月上旬に施用します。収穫量や品種に応じて適期適量施肥を行いましょう。【かん水】乾燥が続く場合は、発芽や着花に影響がありますので、かん水を実施しましょう。【葉面散布】樹の生育を良好にするため、葉面散布を7~10日間隔で行いましょう。【病害虫防除】クワゴマダラヒトリ(ケムシ)花芽や新芽を食害され、被害がひどい園地では収穫量が減少します。雑木のアカメガシワにケムシが多く集まるため、近くにある場合は注意してください。まずは対策が遅れないように、園地の発生状態を良く確認することが重要です。発生が見られる場合は、ダーズバン乳剤:1,000倍で防除しましょう。ハダニ冬マシンを散布していない園地で、ハダニとカイガラムシ類の防除のため、3月~4月上旬にハーベストオイル80倍(4月散布は100倍)、とアプロード1,000倍を混用散布します。なお散布する際は、樹勢維持のため尿素を混用しましょう。【接ぎ木による品種更新】適地適作を基本にして、品種更新をすることが重要です。接ぎ木で更新する利点は、結果樹齢に達するのが早いことや品種更新にかかる経費が安いことです。しかし、その反面、樹勢が弱りやすいという欠点もあるため接ぎ木する場合は、若く樹勢の良い健全な樹を中間台木としましょう。接ぎ木の時期接ぎ木は、3月~5月上旬まで可能ですが、早いほど発芽後の生育が良く、遅いほど活着率が高くなります。接ぎ木の方法接ぎ木の方法は、切り接ぎと腹接ぎの2種類ありますが、一般的には主枝や亜主枝へ切り接ぎと併用して横枝へ腹接ぎを行います。●「恋の予感」の特徴として、育苗期の高温によりやや葉が伸びやすい傾向にあるため、育苗期の温度管理に注意が必要です。土壌にホースでかん水花芽や新芽を食害する気象庁ホームページより切接ぎ腹接ぎ【全体運】上昇運です。ゆっくりとですが、一つ一つ前進していきます。連絡を小まめに入れると良い気を呼び込めます【健康運】胃腸を大切に。消化吸収の良いメニューにツキ【幸運の食べ物】アスパラガス今月の運勢 牡牛座4/20~5/205JAみはら 2021.4

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