JAみはら4月号337
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ベタついてきたら毛バタキを交換してください。【防 除】3月下旬~4月上旬(開花直前)せん孔細菌病・縮葉病ICボルドー41230倍4月上旬(発芽期・開花期)せん孔細菌病・灰星病デランフロアブル600倍または、トレノックスフロアブル500倍4月下旬~5月上旬(展葉2~5枚)黒星病・灰星病ベルクート水和剤2,000倍モモハモグリガ・アブラムシ類・シンクイムシ類スタークル顆粒水溶剤2,000倍●キウイフルーツ【新梢管理】突発枝(花蕾のない枝)や伸長の悪い枝、直上枝を中心に芽かきを行いましょう。また、巻枝防止や強勢の遅伸び防止のため、伸長25㎝程度で摘心を行います。主枝近くから発生した新梢は、更新候補枝のため、来年利用しやすい方向に誘引します。担当西條 祥大家庭菜園●肥料と土づくりについて作物を栽培するにあたり、肥料と土づくり資材は重要な役目を持ちます。夏野菜の栽培にむけて参考にしてください。【肥料成分について】肥料には多くの成分が存在しており、その役目も様々です。①窒素(N)肥料の三大要素の1つで、植物の生育に最も大きく影響する要素です。植物の体を形成し、葉緑素の構成元でもあります。葉や茎の成長に大きく影響する要素で、不足すると葉が黄化する、生育が衰えるといった症状が現れます。また、逆に窒素が多すぎる場合には葉色が濃い緑色となり、葉や茎が多く茂り、その影響で花や実が付きにくくなります。その他にも植物が軟弱になり、病害虫の被害を受けやすくなってしまいます。②リン酸(P)肥料の三大要素の1つで、植物の開花や実の結実を促す効果があります。また、根の伸長や枝分かれを促す働きを持つ成分です。不足すると根の生育が衰えて開花や実の成熟が遅れて収穫量が減ったり、品質の低下に繋がります。③加里(K)肥料の三大要素の1つで、葉で作られた炭水化物を根に送り根の発育を促すほか、植物を丈夫にして病気や寒さに強くする働きを持ちます。カリが不足すると、下葉が緑色から黄色に変色しやがて枯れていきます。④石灰(Ca)多くの作物の生育に適している土の酸度は、㏗6・0~7・0の弱酸性から中性といわれています。土壌は降雨により酸性に傾く傾向があり、これを生育に適した酸度へ調整する為に石灰資材を投入します。また、石灰資材にはカルシウム成分を補う役目もあります。カルシウム成分が不足してしまうと野菜によって様々な症状が出ますが、トマトを例にすると「尻腐れ病」と呼ばれる、果実のお尻部分が腐る症状が発症してしまいます。石灰資材には、即効性のある消石灰の他に苦土(マグネシウム)を含んだ苦土石灰やカキ殻を原料にした「サンライム」といったものもあります。⑤苦土(Mg)苦土成分は作物の葉緑素を構成し、光合成を盛んにする働きがあります。不足すると成長が悪くなる原因の一つになります。⑥ホウ素(B)窒素・リン酸・加里などに比べて必要量の少ない微量要素ですが、植物の成長に必要不可欠な成分です。植物の細胞を構成する成分で、不足すると作物が腐りやすくなります。ダイコンに「す」が入ってしまうことがありますが、これはホウ素の欠乏によって起きる症状です。【肥料の種類について】肥料には含有成分とは別に、おおまかに2つの種類に分けられます。①有機質肥料原料が動植物などの有機質由来の肥料のことです。主な特徴として、施肥後に土壌微生物などに分解されてから吸収されるので効果が長期間継続しやすく、肥えやけなど肥料障害が出にくいです。また、有機物は施すことで、土壌内の環境を整え作物の品質を向上させる効果があります。 農薬使用の際は、必ずラベルに記載されている使用方法を確認してください。農薬散布の際は、周辺住民の方や近隣の農作物栽培者への周知を徹底し、農薬飛散(ドリフト)に注意しながら実施しましょう。肥料成分の一覧と働き肥料成分分類主な働き窒素(N)三大要素植物(特に葉)の成長を促す。リン酸(P)開花や実の結実を促す。加里(K)根の発育を促す。石灰(Ca)二次要素植物による肥料成分の吸収をよくする。苦土(Mg)植物の新陳代謝をよくする。硫黄葉緑素の生成を促す。ホウ素・マンガン・鉄等 微量要素植物の健全な成長を促す。【全体運】気分の優れないときに無理は禁物。ぎりぎりまで待った方がうまくいくことも。後半、耳寄りな話が入ってきそう【健康運】メンタルケアが大切。ハーブティーが味方に【幸運の食べ物】レタス今月の運勢 蟹座6/22~7/227JAみはら 2021.4

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