JAみはら5月号338
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怖い認知症や脳卒中早期発見・予防に脳の検査を! 最近なんだか記憶力が心配、と思われる方はいらっしゃいませんか。下の表のように、介護が必要になる要因は、認知症、脳血管疾患が約40%を占めます。重度になると「寝たきり」の状態となりますので、脳の病気には注意が必要です。 JA尾道総合病院 健康管理センターでは、脳のMRI・MRA検査を行っています。脳卒中リスクが本格的に高まる50代の方は脳の検査を検討し、定期的な健診の受診を心がけましょう。ご希望の方は、お早めに申し込み・ご相談ください。 MRI・MRAの検査は、強い磁場を使いますので、心臓ペースメーカーなどMRI装置に不適合な治療具などが体内にある方は検査を受けることができません。ご不明の場合は、治療を受けられた医師にご確認ください。 物忘れ程度で症状は軽く、正常と認知症の間にある状態です。 このMCIの状態でも脳内の記憶をつかさどる『海馬』の萎縮が出現している場合は、アルツハイマー型認知症につながる確率が高いと考えられています。MCIの段階で治療を行うことが、アルツハイマー型認知症の予防となります。脳検査(MRI・MRA) 17,600円(税込) MRI検査は、頭蓋内の病気を見つけます。脳梗塞や脳出血、大脳の萎縮などを発見するのが得意です。 MRA検査は、脳の血管を写し出すことができます。血管の一部が瘤状に盛り上がった未破裂脳動脈瘤、血管の狭窄などを早期に発見することができます。これらで、認知症や脳卒中を起こす早期の状況を発見し、進行予防に取り組むことができます。介護が必要になった原因※1日ドックや2日ドック、がんドックにオプション検査として 追加できます。※単独脳コースは、専門の脳外科医師の診察を含むため、 金額は40,700円(税込)です。なお曜日が限定されます。こぶ頸動脈超音波検査 3,300円(税込) 虚血性脳血管疾患である脳梗塞は、頚部(首)の動脈の狭窄や閉塞が原因で生じることもあります。 頸動脈超音波検査は、頸動脈の動脈硬化の程度を調べる検査です。血管の老化現象とも言える動脈硬化は、脳卒中や認知症の原因となります。血圧が高い、血糖が高い、脂質検査などで異常が指摘された方、肥満の方、喫煙者にお勧めします。1位 認知症     約18%2位 脳血管疾患   約16%3位 高齢による衰弱 約12%MCI (mild cognition impairment)軽度認知障害ご予約はコチラ追加でいかがですか?脳検査(MRI・MRA)で、精密検査が必要となった場合・脳萎縮がみられる・脳梗塞・脳動脈瘤・血管の狭窄があった脳神経外科等を受診しましょう。JA尾道総合病院 健康管理センターTEL:0848-22-8111(代) 13:00~FAX:0848-22-8231 16JAみはら 2021.5

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