JAみはら6月号339
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6月中下旬落葉病・うどんこ病・炭そ病ストロビーDF3,000倍カキノヘタムシガ・カキクダアザミウマジェイエース水溶剤1,500倍●キウイフルーツ【摘 果】今月下旬頃までに、長果枝では3~4果、中果枝では2果、短果枝は1~0果程度を目安に摘果を行います。摘果する果実は、奇形果・扁平果などを中心に摘果します。【摘心・枝管理】結果部の先端から8~12葉で摘心を行います。また、新梢がほぼ停止する6月下旬頃に、予備枝として残す枝以外はかぎとります。1m程度の枝を来年の予備枝とします。¥担当西條 祥大家庭菜園●梅雨にむけて梅雨入りすると、多雨多湿等の要因により夏野菜に病気が発生しやすくなります。梅雨入りする前に各種対策をすることで、病気の発生リスクを減らすことができます。【マルチング(敷きわら)】土は雨に打たれ続けると固くなり、根に空気が通りにくくなってしまい根腐れを起こす原因になります。また、雨の勢いが強い時は泥跳ねが起きやすく、土壌の病原菌が野菜の葉に付くことで病気が発生しやすくなります。この対策として、わらやもみ殻を株の周囲に敷く「マルチング」を行うことで、雨が土に直接当たらないようにすることができます。また、マルチングは夏の乾燥対策や暑さ対策にも効果的です。【排水対策】長雨が続くと畝間に水が溜まりやすくなります。水はけが悪いと、野菜の根の活動が悪くなり、根腐れの原因となるので事前に溝切をします。また、雨が上がった後に圃場を確認し、水が溜まっている場所があれば、水が溜まらないように改めて溝切をするとよいです。【風通しの改善】風通しが悪いと野菜の生育が悪くなります。また、病気の原因になるカビや菌が繁殖しやすくなります。特に下葉や枯れ葉は病原菌の侵入経路になりやすいので、取り除きましょう。また、整枝をしてあげることで、風通しの改善と株全体に光を当てることによる成長促進効果が見込めます。【農薬の散布】病気が発生しやすい時期の前に農薬を散布し、病気の予防をする方法です。使用する場合は、葉の裏側までしっかり散布しましょう。また、使用する際は農薬のラベルに記載された登録を必ず守りましょう。●発生しやすい病気についてこれらの対策を施した場合であっても病気は発生する可能性があります。この時期に発生しやすい病気を紹介します。【べと病】特にキュウリに発生しやすい病気です。葉っぱに淡い黄色の斑点が現れ、徐々に広がっていきます。やや低温(20℃~24℃)で多湿時に発生しやすく、密植した場合や肥料が切れた時にも発生しやすい病気です。【うどんこ病】トマトやキュウリ、ナス等様々な野菜に発生します。葉面が白い粉を振りかけたような状態になり、生育不良や枯死に繋がります。【灰色かび病】トマトやナス等に発生する病気です。葉や花・果実に発生しやすく、葉では淡褐色の病斑が現れ、徐々に広がって最終的に枯れます。幼果では咲き終わった花に灰褐色のカビが多発し、やがてカビが広がっていき幼果が肥大しなくなります。●病気が発生した時の対処法病気が発生してしまった時は、初期であれば発病葉を、重度の症状であれば株ごと引き抜いてほ場の外に出しましょう。発病した株を放置しておくと周りの正常な株まで病気が広がってしまう可能性があるので、見つけ次第早期に対処しましょう。 農薬使用の際は、必ずラベルに記載されている使用方法を確認してください。また、農薬散布の際は、周辺住民の方や近隣の農作物栽培者への周知を徹底し、農薬飛散(ドリフト)に注意しながら実施しましょう。わらやもみ殻が手に入らない場合は、刈り取った雑草で代用することができる。キュウリの葉に発生したべと病トマトの葉に発生したうどんこ病、葉に白いカビが発生するナスの葉に発生した灰色かび病(右)とトマトの幼果に発生した灰色かび病(左)カキノヘタムシガ成虫【全体運】気持ちがせくときは深呼吸を。慌てなければ実力を発揮できます。習い事や友人とのおしゃべりの時間を大切に【健康運】足浴やマッサージで足元をケアして【幸運の食べ物】梅今月の運勢 獅子座7/23~8/226JAみはら 2021.6

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