JAみはら8月号341
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【枝の管理】不要な枝は常時かぎとりましょう。¥担当西條 祥大家庭菜園●夏・秋まき(秋冬どり)野菜のタネまき・定植主な秋冬どり野菜のタネまき適期は、8月の暑い時期に集中しています。しかし近年、猛暑や多雨のために発芽や育苗で失敗するケースが少なくありません。よくある失敗例と、それぞれの原因・対策を参考にしてください。①発芽不良 高温や水分不足により発芽せず、また多雨などで土が固まり発芽不良となることがあります。こまめな水やりや覆土・適度な遮光を適切に行いましょう。②水分不足 夏季は高温と強い日射で苗や土から水分の蒸発散が多いため、発芽した苗が水不足でしおれてしまうことがあります。特にセルトレイ育苗は乾きやすく、水不足にならないようこまめな水管理が必要です。③苗の徒長 夏季は夜温も高く、夜間に水分や肥料分が多いと苗が徒長してしまいます。夕方には土の表面が乾くような水分管理が大切です。水分のコントロールと適期に間引きを行うことが大切です。また、高温期にはアオムシなどによる食害が多発します。直まきするものではむやみに早まきをせず、育苗では防虫ネットの被覆などによる対策が必要です。【ホウレンソウ】ホウレンソウは土壌の酸性が強いと生育不良になるので、必ず苦土石灰を施用します。タネまきの2週間前に苦土石灰を、1週間前に堆肥と基肥を施用します。畝を立てたら、まき溝を作り、水を十分にあげた後、2㎝間隔でタネを直播きします。タネをまいたら1㎝弱程覆土を行い、くわ等で鎮圧します。成長に合わせて間引きを行い、生育の良い株を残していきます。追肥は2回目と3回目の間引き時に行います。【ダイコン】ダイコンを作る際は、畑を深めに耕してダイコンの根が伸びるスペースを確保します。畝幅60㎝~70㎝の畝を立てて、25㎝~30㎝間隔にまき穴をつくり、1穴4~5粒タネを直まきします。その後1㎝程の覆土を行い、水を多めにあげます。生育に合わせて間引きをしていき、最後の間引き時に追肥を行います。以降は20日間隔で追肥をします。【ブロッコリー】ブロッコリーは湿度に弱い野菜なので、水のやりすぎに注意します。ポットに土を入れて3~4粒離して種を蒔き、芽が出るまでは土が乾燥しないように新聞紙などで被せをします。発芽し、本葉が2枚になったら1株仕立てにしていきます。定植の2週間前に苦土石灰を、1週間前に堆肥と基肥を施用します。畝は1条植えの場合は60㎝~70㎝、2条植えなら120㎝~130㎝で畝を立て、株間40㎝で植付けをします。追肥は定植から2週間おきに2回行います。【ハクサイ】ハクサイはポット等で育苗をします。定植時の畝幅は、結球時の大きさによって変えていきます。早生品種で120㎝、中生・晩成品種で135㎝の畝幅で、株間は40㎝~45㎝の2条の千鳥植えで定植をします。寒くなると生育が遅れ結球不足になりやすいので、ポット育苗の場合は9月中頃までには定植を済ませましょう。追肥の1回目は定植から2週間後に行い、以降は2~3週間おきに行います。【キャベツ】ハクサイ同様に寒くなると生育が遅れ、結球不足になりやすいので必ず適期に定植します。畝幅はに135㎝で立て、2条の千鳥植えをします。キャベツは株間を広げる程、結球が肥大化しやすいので株間は35㎝~40㎝を基準に調整しましょう。追肥は定植後1週間後に行います。その後2~3週間おきに追肥をしていきます。施肥量の目安(1m2当たり)肥料名基 肥追 肥こだわり健  肥苦土石灰グリーンドクター6号グリーンドクター5号ホウレンソウ1kg150g100g30g×2回ブロッコリー1kg100g150g30g×2回ダイコン1kg150g100g30g×3回ハクサイ2kg150g100g40g×3回キャベツ2kg100g100g60g×2回棚下に木漏れ日が差し込む程度の明るさを保ちましょう。ホウレンソウの種まきダイコンの種まき 農薬使用の際は、必ずラベルに記載されている使用方法を確認してください。農薬散布の際は、周辺住民の方や近隣の農作物栽培者への周知を徹底し、農薬飛散(ドリフト)に注意しながら実施しましょう。2cm2cmの間隔で直播きをする。25cm~30cm60cm~70cm【全体運】注目されることが多く大活躍の月。それだけに忙しく大変ですが全力投球で頑張れば周囲からの応援も。充実のとき【健康運】腹も身の内。暴飲暴食に気を付けて【幸運の食べ物】ショウガ今月の運勢 獅子座7/23~8/228JAみはら 2021.8

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