JAみはら11月号344
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【苗木の植付け図】●カ キ【収 穫】引き続き富有の収穫を行ってください。特に、高温が続いた場合は収穫後の軟果が早く生じますので、通常の収穫より少し早めにしてください。【ヘタムシ対策】ヘタムシは、芽や枝に卵を産み付け孵化直後に着果枝の先端に近い芽を食害し、その後果梗やヘタの部分から果実に侵入します。8月以降の2世代による被害果は、ヘタを残して落果します。そして、老熟した幼虫が樹皮の割れ目などにもぐり薄い繭を作って越冬します。薬剤だけでなく12~翌年2月に粗皮削り・粗皮はぎを行い、樹皮内に潜んだ幼虫を駆除します。¥担当西條 祥大家庭菜園●タマネギの定植極早生品種では10月下旬頃、早生品種で11月上旬から11月下旬にかけて、中生・晩生品種では11月下旬が定植時期になります。定植2週間前に1㎡あたり苦土石灰150gと完熟堆肥2㎏を、1週間前に化成肥料(8-8-8)100gと、ようりん20gを施して畝を立てます。タマネギは冬に入るまでに十分に根を張らせ、春になってから勢いよく育つようにすることが重要になるので、基肥にリン酸成分を多めに施します。また、堆肥といった有機物を根の近くに与えると生育を損ねる可能性がある為、基肥と堆肥の同時施用は避けます。畝は幅75㎝~80㎝で立て、マルチを張った後、株間・条間それぞれ12㎝~15㎝で、2~3㎝の深さに植え付けます。定植の際には根を乾燥させないように速やかに行い、葉の分岐点より上に土がかからないようにします。●マメ類の防寒対策と越冬後作業越冬をするエンドウマメやソラマメといったマメ類は寒さに強いものの、直接霜にあたると傷みやすいので対策が欠かせません。【エンドウマメ】①防寒対策基肥が多い場合においては、本格的な冬を迎える前に株が大きく成長します。株が大きいと寒さの被害を受けやすくなるので、トンネル支柱に不織布や寒冷紗をかけ、霜除けと風よけをします。②誘引春になるとつるが伸びてくるので、その前に誘引の準備をします。支柱を立て、ネットを張りましょう。つるが伸びるに合わせて30㎝間隔でヒモやテープでエンドウを囲むように張ります。エンドウを囲むことでつるが横に広がらないようにできます。その後も生育に合わせて2段・3段とヒモで囲っていきます。【ソラマメ】①防寒対策エンドウマメと同様に寒さが厳しくなる時期に株が大きいと寒さによる被害を受けやすく、霜によって茎が腐る・芯止まりの発生といったことが起きます。株元に敷きわらをして、エンドウ同様にトンネル支柱に不織布を掛けて防寒対策をします。②整枝春になるとわき芽が伸びてくるので、その前に摘心と整枝をします。まず親枝を取り除き、側枝が30㎝の頃に生育のよい太い枝を7本程度残して、それ以外の側枝を全て取り除きます。空間が広く取れることで日当たりがよくなります。③誘因茎が弱い作物なので、株から少し離した位置の4か所に支柱を立てて、30㎝間隔にヒモやテープで囲むことで倒伏対策をします。生育に合わせてヒモは追加しましょう。エンドウにも言える事ですが、テープを使用する場合は、シルバーテープを使用することで春先に発生してくるアブラムシに対して忌避効果があります。支柱支柱にしっかり固定する植付前に植穴を掘り 完熟堆肥15㎏ 石灰3㎏ ヨウリン2㎏と混ぜておく接木部敷わら又はマルチ20~30cm程度1m程度12~15㎝12~15㎝75~80㎝30cm間隔でテープを張るテープは生育に合わせて2段3段と増やしていく30cm間隔でテープを張る草丈70cm〜80cmの高さで摘心を行う側枝を伸ばす親枝を取り除く【全体運】今、つまずきを感じていても下旬には解消の兆しが見えています。焦らずじっくり取り組んで。家族の意見も参考に【健康運】質の良い睡眠は健康の源。寝具にこだわって【幸運の食べ物】シイタケ今月の運勢 獅子座7/23~8/226JAみはら 2021.11

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