JAみはら2月号347
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「糖質オフ」のススメその原因は、まさに「糖質のとりすぎ」かもしれません。 食生活の多様化とともに、身の回りには、安くて手軽に手に入る糖質過多の食品にあふれています。 糖質とは、三大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)のうち炭水化物の一部です。炭水化物は、人が消化吸収できる「糖質」と消化できない「食物繊維」の二つに分けられます。糖質は、生きていくうえで必要なエネルギー源となっている重要な栄養素です。一方、食物繊維は腸内環境を整えるなど、健康を維持するために必要な役割を持っていると言われています。 ご飯やもち、パン、小麦粉で作るうどんやラーメン、パスタなどの麺類、そば、いも類は、いわば糖質の塊です。もちろん、砂糖・果糖・ブドウ糖などの甘味料やハチミツ、黒糖、和三盆も同様で、意外なのは、あんかけや缶詰、佃煮などの甘い味付けのものも糖質を多く含みます。JA尾道総合病院 健康管理課 保健師:亀田 美香1.そもそも糖質って何?炭水化物プチこんな悩みはありませんか?・年々体重が増える ・疲れやすい・痩せにくくなった ・いつも眠くてだるい・冷えやすい、むくみやすい ・肌がくすむなどなど。糖質 まずは、主食を今までの2/3に減らし、おかずもタレやあんかけなどを使わないシンプルな味付けに変更しましょう。当然、ご飯と麺類の組み合わせで食べるなんて、論外ですよ!ご飯を減らした分、肉や魚、野菜のおかずはしっかり食べることもポイントです。野菜も、根菜類は糖質が多いので、葉物野菜がいいですね。これからの季節、具材のタップリ入った鍋はお勧めです。ただし、〆のうどんや雑炊、ラーメンはNOですよ。アルコールは、蒸留酒(焼酎や、ウィスキー、ブランデーなど)を適量ならOK。ただし、割って飲むなら、水かお湯、無糖の炭酸水にしましょう。甘いお菓子は、基本的にはNGです。おやつには、糖質が少ないゆで卵やチーズをお勧めします。3.これからは、ご飯は少なく、おかずは多めで!2.糖質が脂肪になる仕組み糖質食物繊維++具体的にいうと・・・必要な役割があるのに、なぜいけないの?それは、「とりすぎるからです!食べすぎるからです!」次回は、「おかずは多め」=「たんぱく質をしっかりとる」についてお伝えします。参考文献:医学的に正しい「糖質制限」見るだけノート/糖質オフ大全科糖質過多の食事(ご飯・パン・麺類、パスタ、お菓子など)を摂る血糖値を下げるインスリンが多量に分泌される必要な分のブドウ糖はエネルギーになったり、一時保管のグリコーゲンになる消化後に分解されて、ブドウ糖になり、小腸で吸収され血液の中へ血糖値が急上昇!使われず、余ったブドウ糖は、脂肪細胞に蓄積され、太る!ここが問題なんです!16JAみはら 2022.2

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