JAみはら3月号348
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3月の気温・降水量は平年並みの見込みです。天気は数日の周期で変わりますが、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。●温州みかん・中晩柑類共通【間伐の実施】樹と樹の間隔がせまい園地では、せん定をする前に間伐します。樹に日光が当たりやすくなることで光合成能力が上がり、果実品質も向上します。また作業性が良くなることで、仕事の能率も上がります。【せん定】枝が混み合った樹は、最初に大きな枝をせん定して整枝することが重要です。せん定により病害虫の発生を減らし、果実の品質を向上させます。温州みかん・中晩柑ともに全園地せん定実施を目標に作業をすすめていきましょう。【春肥の施用】春肥は春芽の充実、幼果の初期肥大に重要です。3月下旬から4月上旬に、収穫量や品種に応じて適期適量施肥を行いましょう。【病害虫防除】冬マシンを散布していない園地で、ハダニとカイガラムシ類の防除のため、3月~4月上旬にハーベストオイル80倍(4月散布は100倍)、とアプロード1000倍を混用散布します。なお散布する際は、樹勢維持のため尿素を混用しましょう。【かんきつ苗木の植え付け】①根についている土を水で洗い、一晩根を水につけておきます。②翌日、根を広げながら土をかけて植え付けます。接ぎ木部が埋まらないように注意します。③植え付け後は、かん水を行い、根と土がしっかりなじむようにします。土が下がるので再度土で覆います。④植え付け後は、抑草目的に、黒ポリやアグリシートなどを被覆し、苗木が倒れないように支柱を用いて結束します。●中晩柑類【採収・選別】レモンの果実を採収した後に階級板を使用して選別を行います。八朔や甘夏の大玉の選別には左記の階級板で仕分けします。【貯蔵管理】気温の上昇とともに、貯蔵庫内の温度も高くなります。貯蔵中の果実は腐敗しやすくなりますので、引き続き腐敗果の点検をこまめに実施しましょう。貯蔵庫では、出荷が進むにつれ、入庫量が減り、庫内が乾燥しやすくなります。適切な温度・湿度管理に努めてください。【かいよう病の防除】かいよう病は、気温の上昇にともない、枝などの越冬病斑から感染し、梅雨時期や台風時に新梢や果実へと感染が広がります。ICボルドー66D40倍を発芽前に散布します。また薬害軽減のため、アビオンE1000倍を混用して散布します。なお、春マシンの散布後防除を実施する場合は14日以上間隔をあけて散布します。薬剤防除とあわせて、罹病枝や葉などを取り除くなど、耕種的防除も行い菌密度を減らしましょう。担当石川 祐介(広果連)柑 橘3月資材のお問い合わせは営農センターまでお願いいたします。資材のお問い合わせは営農センターまでお願いいたします。SL果樹中目200みかん剪定鋸210大地7寸中目気象庁ホームページより貯蔵庫内の乾湿度計【全体運】心の内で迷っていることの仕分けを。延期、保留というくくりを付けるだけでも状況は改善へ。行動力が高まります【健康運】楽しみながらできる運動がお勧めです【幸運の食べ物】ミツバ今月の運勢 牡羊座3/21~4/194JAみはら 2022.3

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