JAみはら3月号348
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●ニンジンの種まき春まきニンジンの適期は3月上旬から4月上旬になります。ただし、3月に種まきを行う場合は、低温にあいやすく発芽しにくくなるので低温対策を行う必要があります。【ほ場準備】種をまく2週間前に堆肥と1a当り苦土石灰を100g施し、1週間後に化成肥料(N:P:K=8:8:8)を100g施して深めに耕します。その後、120㎝幅の畝を立てて、種を蒔く溝を作ります。【種まき】ニンジンの種は低温・高温・乾燥いずれかの条件で発芽しにくくなる特徴があります。降雨の後か、十分に灌水をした後にまき溝にスジまきし、1㎝程度の覆土を行い、軽く鎮圧します。種まき後は畝が乾燥しないように不織布やワラを敷きます。土壌が乾燥するようであれば灌水を行いましょう。担当西條 祥大家庭菜園●タマネギの管理【追 肥】中生品種は、3月上旬に止め肥を施します。多肥や止め肥が遅れると貯蔵性が悪くなる、地上部が繁茂し病害虫が発生しやすくなる、といったことに繋がるので注意しましょう。【病害虫防除】3月中旬から5月上旬にかけて降雨が続くと「べと病」が発生しやすくなります。「べと病」は玉太り不足や腐敗の原因となります。2月下旬頃から「ダコニール1000フロアブル」を1000倍で水に溶かして散布します。散布10日後に「プロポーズ顆粒水溶剤」を1000倍で水に溶かし散布し、以降も10日おきに2剤を交互に散布することで、「べと病」の発生リスクを軽減することが出来ます。散布する際は、タマネギの葉全体にしっかり薬がかかるようにしましょう。「べと病」が発生した時は、放置すると周りの株に広がるので発見次第速やかに抜き取り、圃場の外に出しましょう。農薬農薬名適用病害希釈倍率使用時期使用回数TPN使用回数ダコニール1000フロアブル白色疫病灰色かび病べと病1000倍収穫7日前まで6回以内6回以内※この2種類の農薬は同じ薬の成分を含んでいる為、合計で6回まで使用することができます。プロポーズ顆粒水溶剤白色疫病灰色かび病べと病1000倍収穫7日前まで3回以内ダコニール1000フロアブル、プロポーズ顆粒水溶剤ともに、様々な野菜に使用することができます。どの野菜に使用することができるかは、容器のラベルに記載されています。※農薬を使用する際には容器のラベルに記載されている内容をよく読み、適切に使用してください。■種まきのポイント①ニンジンは「好光性種子」という特性を持ちます。土をかけすぎると発芽不良に、かける土が少なすぎると乾燥しやすくなるので覆土の量には注意しましょう。②コーティングされていない裸種子を使用する場合は、事前に種を1昼夜水に浸すことで発芽しやすくなります。↑べと病の病徴。 葉がカスリ状に変色する。↑葉の光沢がなくなり、 黄化・湾曲していく。【全体運】切磋琢磨(せっさたくま)しながら前進するときです。対立したら何が最善かを考えて。上昇志向が問題解決の鍵【健康運】ハードメニューもこなせます。プロテインに吉【幸運の食べ物】春キャベツ今月の運勢 双子座5/21~6/216JAみはら 2022.3

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