JA佐伯中央レポート2018
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-17-ております。生活指導では、組合員ならびに地域のみなさまとより一層交流を図るため、ふれあい課を中心に、JA女性部の活動を通じて、各地区で各種女性講座・料理教室・親と子のつどいを開催し、地域とのコミュニケーション活動に取り組んでいます。 また、健康活動としての生活習慣病健診や、助け合い組織「コスモス会」による高齢者福祉活動も行っています。◇農業経営事業 「新規農業経営者育成事業」により新たな担い手を確保し、研修の実施や就農に向けての経営指導を行っています。 また、「耕作放棄地有効活用事業」では農地の維持と営農指導員の育成を図り、収穫した農産物は学校給食や産直市に出荷しています。◇介護事業 訪問介護事業所は開業以来19年目を迎え、この間培ってきたノウハウを基に更に各種研修を重ね、「安心と信頼」をされる、誠心誠意の真心サービスの提供に努めています。 また、居宅介護支援事業所を通じて、みなさまの介護・福祉相談に応じられる体制を整えています。〔その他の事業〕◇電気事業 1958年農山漁村電気導入促進法により、地形と豊富な水資源を活かし、農村部へ電力を供給する目的で建設された、吉和発電所(廿日市市吉和)と所山発電所(廿日市市虫所山)の2カ所が稼動しております。環境に配慮したクリーンエネルギーとしての水力発電を行い、地域の電力供給に貢献しています。(2)系統セーフティネット(貯金者保護の取り組み) 当JAの貯金は、JAバンク独自の制度である「破綻未然防止システム」と公的制度である「貯金保険制度(農水産業協同組合貯金保険制度)」との2重のセーフティネットで守られています。◇「JAバンクシステム」の仕組み JAバンクは、全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)で構成するグループの名称です。組合員・利用者のみなさまに、便利で安心な金融機関としてご利用いただけるよう、JAバンク会員の総力を結集し、実質的にひとつの金融機関として活動する「JAバンクシステム」を運営しています。 「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」と「一体的事業運営」を2つの柱としています。◇「破綻未然防止システム」の機能 「破綻未然防止システム」は、JAバンク全体としての信頼性を確保するための仕組みです。再編強化法(農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による信用事業の再編及び強化に関する法律)に基づき、「JAバンク基本方針」を定め、JAの経営上の問題点の早期発見・早期改善のため、国の基準よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準(達成すべき自己資本比率の水準、体制整備など)を設定しています。◇「一体的な事業運営」の実施 良質で高度な金融サービスを提供するため、JAバンクとして商品開発力・提案力の強化、共同運営システムの利用、全国統一のJAバンクブランドの確立等の一体的な事業運営の取り組みをしています。◇貯金保険制度 貯金保険制度とは、農水産業協同組合貯金保険機構が貯金などの払い戻しができなくなった場合などに、貯金者を保護し、また資金決済の確保を図ることによって、信用秩序の維持に資することを目的とする制度で、銀行、信金、信組、労金などが加入する「預金保険制度」と同様な制度です。

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