JA佐伯中央レポート2018
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-75-用 語内 容カレント・エクスポージャー方式派生商品取引及び長期決済期間取引を直評価することにより算出する再構築越コスト(同一の取引を取引の相手方において取引の継続的履行が不可能となったような場合に、同一の取引を市場で再構築する場合に必要となるコスト)に当該取引の想定元本(取引にかかる利息等を計算するための名目の元本)に取引内容や期間に応じた一定の掛目を乗じて算出される金額を加算することで与信相当額を算出する方法のことです。プロテクションの購入及び提供プロテクションの購入とは、クレジット・デリバティブ取引において信用リスクをヘッジ(回避・低減)するための取引をいい、プロテクションの提供とは、保証を与える取引を指します。信用リスク削減手法金融機関が保有している信用リスクを軽減する措置であり、新BIS規制では、貯金や有価証券など一定の要件を満たす担保や保証がある場合には、担保や保証人のリスク・ウェイトに置き換えることができます。想定元本投資元本がない金融派生商品において、金利計算を行うための名目上の元本のことです。再構築コスト同一の取引を市場で再構築するのに必要となるコスト(ただし0を下回らない)をいいます。派生商品取引有価証券取引等から派生し、原資産の価格によりその価格が決定される商品のことであり、先物、オプション、スワップ取引等が該当します。オリジネーター証券化の対象となる原資産をもともと所有している立場にあることを指します。信用補完機能を持つI/Oストリップス信用補完機能を持つI/Oストリップスとは、原資産から将来において生じることが見込まれた金利収入等の全部又は一部を受ける権利であって、金融機関が留保又は譲り受けた他に劣後しているものを指します。金利ショック保有している資産や負債等に金利の変化を当てはめることです。上下200ベーシスポイントの平行移動金利リスクの算出において、市場金利が一律2%(0.01%が1ベーシスポイント)上昇あるいは低下した場合の現在価値の変化額を算出する方法のことです。1パーセンタイル値・99パーセンタイル値金利リスク量の算出において、各期間ごとの金利の1年前との変化幅のデータを最低5年分集め、小さい方から大きい方へ並べて、データ数の1%目もしくは99%目の値を変化幅として使用する方法のことです。アウトライヤー基準金融機関が保有する金利リスク量が自己資本(基本的項目と補完的項目)に対して20%を超える経済価値の低下が生じる場合にアウトライヤーとし、当局が早期警戒制度の枠組みの中でモニタリングを行います。

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