JA佐伯中央レポート2019
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-3-5.事業の概況(平成30年度)組合の事業活動の概況に関する事項当該事業年度の末日における主要な事業活動の内容と成果 平成30年度は、第9次中期3か年計画及び第6次地域営農振興計画の最終年として、営農指導員・融資担当者を中心に、担い手に出向き意見や要望を聴くことや各支店・産直ふれあい市場を拠点とした新たな地域協同活動を企画する等、引き続き「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」に直結する分野に、役職員一同重点的に取り組むとともに、財務基盤・事業基盤の強化に取り組んでまいりました。 また、各事業においては、第9次中期3か年計画に基づき、貯金・融資の伸長、共済新契約推進・既契約の最良保障への見直しに努めました。 その結果、介護取扱高、購買品供給高は計画には及ばなかったものの、販売品販売高、貯金残高、融資残高、共済新契約高、余裕金運用残高は、計画を上回る実績となり、この結果、事業利益3億4,000万円、経常利益3億9,100万円、当期剰余金1億9,800万円を計上することができました。 なお、自己資本比率は11.79%となり、JAバンクの基準である8%を上回り、財務の健全性は十分に確保しております。 主な事業活動と成果については以下のとおりです。①営農販売事業⑴営 農 地域の核となる担い手の支援として、継続した営農指導を図り、土壌診断等の栽培から経営にいたるまで、積極的な支援を行いました。 また、新たな就農希望者を関係機関と連携して育成支援するとともに、これまでの新規就農者や多様な生産者に直接出向く営農指導に取り組みました。 さらに、生産者発掘に向けた「農業塾」「野菜講習会」等による栽培技術や販売力のステップアップに取り組み、生産振興を図ることができました。 営農指導体制においても、新たな営農指導員の育成や専門知識の取得に努め、地域の農業生産拡大に向け強化を図りました。訪問件数農家総数(内 青壮年連盟)(内 法人)2,371戸712回82回⑵販 売 農家所得の向上を目的として、全農ひろしまと一体となり運営を推し進め、米の全量買取販売を図り、有利販売に結びつくよう取り組みました。    米以外の販売においても生産者にJAファーマーズ・マーケットや市場への出荷を勧め、生産・販売体制の強化が図れました。 また、食の安全・安心に関わる取り組みを強化し、JAならではの信頼を地域のみなさまにお届けしました。販売実績計画計画対比販売品販売高4億7,301万円4億3,000万円110.00%(内 ふれあい市場)(1億6,711万円)(1億5,500万円)(107.81%)⑶農業経営 新規農業経営者育成事業については、就農後の経営診断等による改善策の支援を行い経営の安定化を図りました。研修事業では、熟練農家を農業指導者として委嘱し、研修内容の充実に取り組みました。 また、農地・施設の斡旋等により、新たな中核的担い手の育成を進めました。

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