広報みよし 098
26/36

適正な運転管理でダイオキシンを削減!~クリーンセンター焼却施設排ガス中および周辺のダイオキシン測定結果~ クリーンセンターでは、ごみ焼却施設の構造・維持管理基準やダイオキシン類排出基準(*1)に対応した運転管理に重点を置き、ダイオキシンの削減に努めています。 クリーンセンターの排ガス中やクリーンセンター周辺のダイオキシン測定結果は、次のとおり(表1、表2参照)で、法に定める基準値以下となっています。ダイオキシンとは? ダイオキシンは意図的に作られるものではなく、物を燃やしたときに発生すると考えられています。具体的には、一般廃棄物・産業廃棄物の焼却、金属精錬、木材・廃材の焼却、たばこの煙、自動車の排気ガスなどです。大気中に出たダイオキシンは、土壌や川に落ちたりして土壌や水を汚染します。日本の大都市での大気中のダイオキシン濃度は、0.3~1.65pg/㎥程度と言われています。 脂肪分に溶けやすい性質があり、魚、肉、卵などに含まれやすく、私たちは毎日、大気中や食品からダイオキシンを摂取しています。その量は、体重1㎏当たり0.52~3.53pgと推定されており、生涯摂取(体重50㎏の人で26~177pg)しても全く問題のない量です。ちなみに、1日あたりの最大摂取量は「体重1㎏当たり4pg(体重50㎏の人で約200pg)」と、ダイオキシン類対策特別措置法で定められています。ダイオキシンの汚染等を表す単位は?(重さの場合) ng(ナノグラム)10億分の1グラム pg(ピコグラム)1兆分の1グラム【表1】排ガス中ダイオキシン測定結果(年1回測定)(ng:ナノグラム)平成23年度クリーンセンター焼却施設排ガス中ダイオキシン測定結果(*1)排ガスに係る特定施設・排出基準(ダイオキシン類対策特別措置法第8条)※ダイオキシン類対策特別措置法施行規則附則別表第二から抜粋1号炉 0.10ng-TEQ/㎥N2号炉 0.11ng-TEQ/㎥N種 類(施設規模)基準値廃棄物の焼却炉(2t/時未満)10ng-TEQ/㎥N【表2】クリーンセンター周辺のダイオキシン測定結果(河川中:2年毎に夏季、冬季の2回測定、土壌中:2年毎に2箇所1回測定) (pg:ピコグラム)クリーンセンター周辺の河川中、土壌中のダイオキシン測定結果※水質は夏季、冬季の平均値※土壌は泉水・辻塚地区2箇所の平均値大気の汚染、水質の汚濁、土壌の汚染に係る環境基準(ダイオキシン類対策特別措置法第7条)※環境庁告示第68号 別表から抜粋年度河川中(芋面川)土壌中媒 体基準値201.50pg-TEQ/g土壌1000pg-TEQ/g以下210.055pg-TEQ/ℓ水質1pg-TEQ/ℓ以下220.076pg-TEQ/ℓ231.01pg-TEQ/g土壌1000pg-TEQ/g以下1pg(ピコグラム)とは? 1pg/㎥とは、例えば、10㎞四方の空気の中に1円玉の重さ(1g)のものが存在するということ10㎞10㎞10㎞広報みよし 5月号26 総合窓口センター環境政策課業務管理係 ☎(0824)66-3449 (0824)66-3168 shigen@city.miyoshi.hiroshima.jp問い合わせ先クリーンセンターから

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です