広報みよし 099
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一人一人の可能性を最大限に伸ばす小中一貫教育の推進 軽やかな夏服に装いを替え、気分も新たになるこの季節。市内の各小中学校では、遠足や大運動会での異学年交流を通して、一回り成長した児童・生徒の元気な声が校舎に響き渡っています。 今回は、君田中学校区と甲奴中学校区の取り組みを紹介します。 君田中学校区では、接続する小中学校間の「つながり」を系統的・発展的にするために、平成24年度から小中一貫教育を始めました。これまで、小中連携教育推進会議において、君田スタンダードや生徒指導規程の作成など教育課程の編成、児童生徒の交流、指導者の価値観の共有化・相互理解を図ってきました。そして、4月から君田中学校区小中一貫教育推進協議会を設置・運営し、義務教育9年間を見通し一貫した教育の構築を行っていきます。特に、学びの連続性を意識した「学び方指導」「小中共同授業」、自己効力感を育成するために「小中合同行事」「異学年交流授業・活動」を実施していきます。 小中合同の取り組みの一つである小中合同運動会は、昭和26年から現在に続く長い歴史のある取り組みです。始めた当時は三次高校君田分校をあわせ、小中高の合同運動会として開催していました。また、昨年から新たに小中合同合唱に取り組み、「歌声よ 天までとどけ!」をキャッチフレーズに、文化祭や研究発表会において力強い歌声を響かせており、これからの展開に期待が高まります。 また、君田小学校では、「学校図書館を学校教育の上に正しく位置づけていきたい」という思いで読書教育・図書館教育が始められ、今年41年目を迎えます。 学校での読書活動推進だけでなく、親子読書の推進、PTA文庫の利用、地域読書会の推進にも取り組み、週1回の「ノーテレビデー・ノーゲームデー」も、各家庭で親から子どもへ継承され、保護者・地域と共に歴史を刻んでいます。地域ボランティアによる「読み語り活動」は、今年5月には250回を超えて継続中です。これらの活動が認められ、「平成24年度子どもの読書活動優秀実践校」として文部科学大臣表彰を受賞しました。 今後もご支援、ご協力をよろしくお願いします。 三次市小中一貫教育基本構想では、各中学校区の特性を生かせるように、市内12中学校区を3タイプに分けています。 今回紹介する君田中学校区は、近隣の小学校と中学校による1対1の連携型。甲奴中学校区は、中学校とその通学区域の複数の小学校間による1対2の連携型としています。■君田中学校区教育目標「きみた」を愛し、心豊かでたくましい児童生徒を育成する■君田中学校区めざす児童生徒像 ①進んで学ぶ児童生徒 ②思いやりのある児童生徒 ③健康で、たくましい児童生徒小中合同運動会小中合同合唱ボランティアによる読み語り(表情豊かな語りに、子どもたちは、本の世界に引き込まれています)校長畑はた 博ひろ志し問い合わせ先 教育委員会学校教育課学校教育係・教育指導係 ☎(0824)62-6184 (0824)62-6288 gakkou@city.miyoshi .hiroshima.jp広報みよし No.09913君田中学校君田小学校シリーズ vol.2~君田中学校区・甲奴中学校区編~「学校」校長安あん藤どう 正まさ弘ひろ

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