広報みよし 103
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三次の子どもの学力は?全国・広島県の学力調査の結果から基礎的・基本的な力は定着 中学校は県平均を上回る小学校(5年生)の国語以外は広島県平均を上回る全国学力・学習状況調査広島県「基礎・基本」定着状況調査特集2 4月17日に平成24年度全国学力・学習状況調査(以下、「全国調査」)、6月12日に広島県「基礎・基本」定着状況調査(以下、「基礎基本調査」)が、それぞれ全国、広島県で一斉に実施されました。 今月号では、この調査結果の概要と子どもたちの学力の現状などをご紹介します。 小学校では、算数B以外で全国平均を上回りました。基礎的・基本的な力は定着しているものの、特に活用力を問うB問題において課題があります。今後、各学校で授業改善に取り組み、児童の思考力・判断力・表現力等を培います。 小学校の国語以外は県平均を上回っています。小学校の国語では、「場面の移り変わりや情景などについて、叙述を基に想像して読む」「中心となる語や文をとらえて読む」ことに課題があることがわかりました。算数では、図形の問題で県平均を大きく上回り、成果が見られました。 中学校の国語では、「書くこと」について県平均を大きく上回っています。数学では、「少ない人数で学習する方がよく分かる」と回答する生徒の割合が75.9%で県平均を11.2%上回っており、三次市が実施している少人数指導の成果がうかがえます。また、英語については、「学んだことは役に立つ」と回答する生徒の割合が71.8%で県平均を4.4%上回っており、意欲的に学習する生徒が多いことがわかりました。全国の小学校6年生と中学校3年生を対象に、国語、算数・数学、理科の3教科で実施。「A問題」は基礎的な知識を問う問題、「B問題」は知識を活用する問題。県内の小学校5年生と中学校2年生を対象に、国語、算数・数学、英語の3教科で実施。基礎的・基本的な知識や技能の定着を問う問題。■小学校(正答率 %)国語A国語B算数A算数B理科三次市82.056.075.056.661.6全 国81.755.873.559.261.1広島県83.658.175.460.562.9■中学校(正答率 %)国語A国語B数学A数学B理科三次市77.467.961.951.251.2全 国76.164.263.651.152.1広島県75.363.662.449.850.2■小学校5年生 平均通過率(%)■中学校2年生 平均通過率(%)※�「通過率」=正答率(○)と準正答率(△)を合わせたもの 中学校では、数学Aと理科以外で全国平均を上回っています。特に、国語は、A・B問題ともに良好な結果です。今後、条件に即して根拠を明確にして書くことや、言葉や数、式、図、表、グラフなどを適切に用いて、考えの根拠などを伝え合ったり、説明したりする指導に取り組みます。 また、平成24年度は、初めて理科の調査も行われました。小中学校ともに、実験・観察に関する設問の正答率が高いものの、科学的な知識を活用して事象を論理的に説明したり、他者の考えを比較検討したりする力に課題がみられました。広報みよし No.103575.875.275.06570758085国語算数三次市広島県75.182.281.06570758085国語数学英語三次市広島県74.474.474.174.174.274.279.2

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