広報みよし_110
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折り返しの2年を通過して 光陰に関守なし、早いものです。 4月24日で、市長任期の前半2年が過ぎました。この間、市民生活を最優先した市政の推進を基本とした施策や、斎場建設、三次駅周辺整備、小中学校耐震化などを進めてきました。 折り返した後半の2年間も、新たな総合計画を策定し、市民ホールや新庁舎の整備、雇用の確保、子育て環境の整備、健康日本一の実現を着実に推進してまいります。 市長に就任以来、行財政の改革は最重要な課題として集中して取り組んできました。この連載でもお伝えしてきましたが、現在実施されている国の合併優遇措置が平成27年度で終わり、段階的に減額されます。 そうすると、三次市の歳入の約4割を占める地方交付税が、平成32年度には約30億円も減ってしまいます。ムダ遣いをなくし行財政改革を徹底しているのはそのためです。そして積立金の積み増しなど、将来を見据えての「備え」をしてきました。 その結果、財務省が行っている市町村の財政状況の診断で、三次市は「財務状況は留意すべき状況にない」との結果が出ました。財政が健全であるとの評価をもらったのです。 財務省の診断は、夕張市のような財政破綻を防ぐために、主に借金(債務)の返済能力を診断したものです。三次市については平成19~23年度の5年間が分析され、すべての指標において改善できていました。 財務省の独自指標でみると、借金の残高は、月収の約23カ月分から約17カ月分に減少し、貯金(積立金)は、4.1カ月分から5.4カ月分に増加しました。また、職員数の削減や積極的な借金の繰上償還で、経常的な収支も改善でき、この収支で借金全部を返す場合の年数も、7.7年から5.3年へと短縮しました。 今後も、市民生活を最優先した事業を計画的に推進しながらも、行財政の「改革」を継続して、財政状況の悪化を決して招くことのないように努めます。 これからの任期後半の2年間も、一日一日を全力で、「市民の幸せ」を基本に、「活力と誇り」の持てるふるさと三次の創造を、住民自治と行政の協働でまい進します。ますだのつぶやき連載Vol.22三次市長 増田和俊2013アメリカス市訪問団が来訪甲奴町でホームステイをしながら交流を深めました~ 友好都市アメリカ合衆国ジョージア州アメリカス市から、サムター郡教育委員会のドニー・スミス教育長を団長とする12名の訪問団が、三次市に来訪されました。 滞在中は、歓迎会で甲奴町の地元グループによる神楽や和太鼓の演奏を楽しまれたほか、両市の交流のきっかけとなった正しょう願がん寺じ(甲奴町)の梵鐘の見学、小中学校での学校交流、三次市への表敬訪問などを行い、交流を深めました。415(月)418(木)4月15日の歓迎会の様子(夢工房ねむの木/甲奴町)4月16日の表敬訪問での記念撮影(みよしまちづくりセンター)「財務は留意すべき状況にない」と診断2013.5.1014

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