広報みよし_110
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暮らしの「安心」を支える特 集新たな「交流」のカタチ高齢者が地域で孤立しないために研修で自分をみがく民生委員としての資質向上のために 民生委員・児童委員は、市内各地で行われている高齢者や子どもたちを対象にしたサロン活動にも協力しています。 川地中学校生徒とのサロン交流 西部地区では、川地中学校生徒の参加を得て、地元サロンを利用されている高齢者との交流会を年2回行っています。 生徒も、すごろくや福笑いなどのゲームに工夫を凝らし、利用者に大変喜ばれています。生徒にとっても、地域の高齢者との交流を図ることで、福祉への興味や関心をもち、ボランティアの心をはぐくむよい機会になっています。 これからも、地区内の高齢者の「和」を大切に、末永く交流を重ねることが目標です。 自分をみがき、また委員としての資質を向上させるため、研修会等の開催にも取り組んでいます。 指定地区研修会を開催 毎年、市内12地区の中の1地区で研修会を開催しており、昨年度は三次地区で開催しました。 委員による日頃の活動の中での事例発表に続き、広島県社会福祉協議会の地域福祉課長を講師に迎え、「ここで暮らす、三次で暮らす!~地域で暮らすことと民生委員・児童委員との関わり~」と題して講演していただきました。 小地域での見守り支え合い体制づくりや、「小地域サロン発ご近所でのお互い様活動の推進」などについて学びました。 研修で得たことは、それぞれの地区での活動に生かしていきます。中学生×高齢者×民生委員・児童委員民生委員・児童委員×研修会「顔見知り」という安心子どもたちの健全育成のために 各地域の小学校や中学校、保育所と連携し、児童・生徒や園児の見守りにも努めています。紙相撲で保育所園児と交流 三和地区では、地区内の保育所、小、中学校との交流会を毎年行っています。 2月のみわ保育所園児との交流会では、「紙相撲大会」を行いました。園児を保育所×民生委員・児童委員「みかんやま」「いちごうみ」「もものふじ」などの5部屋に分け、行司を担当する委員の呼び出しで紙力士が土俵に上がると、園児が一斉に土俵をたたき、取り組みが始まります。紙力士が倒れたり、土俵からはみ出したり、勝負が決まると、「やった~!」の喜びの声や、残念そうな顔。園児たちの懸命な姿、笑顔がはじけた瞬間でした。 こうした交流の継続で、子どもたちと委員が少しずつ「顔見知り」になり、近所の“おじさん”“おばさん”として慣れ親しまれることで、子どもたちの「安心」につながっています。2013.5.104

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