広報みよし_114
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 日本の総人口は、平成17年に戦後初めて自然増減数がマイナスに転じ、その後、平成18年を除いてマイナスが続いています(平成24年「人口動態統計」厚生労働省)。三次市住民自治組織連合会会長三次市総合計画審議会委員田た村むら 眞しん司じさん 平成18年、「みよし百年物語」は、50年、100年後の理想のまちの姿を見据え、平成26年度まで各地域共通の誇り・課題●地域でのつながりがあり、温かい●自然が豊か●少子高齢化●集落機能の低下●担い手・後継者の不足 などのまちづくりの目標と基本戦略、そして、主要施策をまとめたものとして作られました。今回、計画期間を1年前倒し、新しい総合計画の策定を進めています。私たちの三次市が、理想郷として本当に生き残れるかについて、しっかり語られたのかを検証する必要があります。 また、住民自治組織も変化すべき段階にきたのではないでしょうか。イベント中心となり、本来行うべき住民自治活動が、二番手、三番手になってはいないか、市町村合併による手厚い交付税の配分が激減することが決まっているのに、住民は依然として右肩上がりの時代を思ってはいないか、行政に要望すれば何でもできるとの思いがありはしないか…。 行政も変化が求められますが、住民も行政依存か、自己解決か、選択すべき時代へ向けての総合計画づくりです。※詳しくは、市ホームページまたはFacebookページ(http://www.facebook.com/miyoshisogokeikaku)をご覧ください。シリーズvol.10問 企画調整課企画調整係 ☎(0824)62-6115 (0824)62-6404 kikaku@city.miyoshi.hiroshima.jp新しい「三次市総合計画」の策定に向けて150,000100,00050,000010020304050H22H27H32H37H42H47H52(年)H22H27H32H37H42H47H52(年)総人口(千人)100,00075,00050,00025,0000総人口(人)高齢化率(%)10020304050高齢化率(%)総人口高齢化率図 将来人口および高齢化率の見通し<全 国><三次市>注1:H22年は国勢調査。H27年以降は社人研推計値による。注2:高齢化率は65歳以上人口の割合56,60522.8128,05731.433.436.1112,124107,27639.641.443,00040,300行政も、住民も、変化が求められる中での計画づくり また、本市の総人口は、昭和60年以降減少が続いており、平成22年には5万6,605人となっています(平成22年「国勢調査」)。 国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、人口の減少傾向は今後も継続するものと見込まれており、平成47年(おおむね20年後)には、4万3,000人程度と予測されています。 新しい総合計画では、「少子高齢・人口減少」という現実にきちんと向き合ったうえで、必要な施策を展開していくことを大きなテーマの一つとしています。私たちの地域では 6~7月にかけて、市内19の住民自治組織の皆さんと意見交換を行いました。 市内のほとんどの地域の人口が減少している中、地域の「よい部分(誇り)」や「課題(困りごと」、「課題の解決策」と「誰がするのか」、「10年後の地域のありたい姿」について、意見を出し合いました。2013.9.1010

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