広報みよし115
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ますだのつぶやき連載Vol.27三次市長 増田和俊917(火)913(金)7月~8月まで、三次市平和祈念事業の一環として「平和の折り鶴」を募集したところ、市民の皆さんをはじめ、市内の公共施設・保育所などから、2万8,610羽もの折り鶴が寄せられました。お寄せいただいたすべての折り鶴を、広島平和記念公園内にある「原爆の子の像」へ手向けました。市内の各小学校では、米作りをはじめ、様々な農業体験学習を進めています。青河小学校でも、ふるさとの環境を守る学習活動の一環として、毎年米作り体験学習に取り組んでおり、秋晴れとなったこの日、全校児童20人で稲刈り作業を行いました。児童の皆さんは、地元の農事組合法人「ファーム青河」やJA三次女性部、JA三次営農指導員の方々から指導を受け、黄金色の稲を一株ずつ丁寧に刈り取り、はで44に掛けていきました。手刈り作業が終わると、6年生がコンバインでの刈り取りに挑戦し、あっという間に作業が終了しました。平和を願う市民の皆さんの思いとともに2万8,610羽の平和の折り鶴を「原爆の子の像」へ手向けました青河小学校の米作り体験学習全校児童で実りの秋を体感!(国道54号沿いの水田〔青河町〕)日ごとに涼しくなり「霧の海」がきれいな季節になりましたが、台風などによる被害が心配される時期でもあります。先月の大雨では、約3年ぶりに「災害対策本部」を設置しました。幸い人的被害はありませんでしたが、土砂崩れなどの被害を受けられた方や全国各地で被災された皆さんに、お見舞いを申し上げます。近年、三次市では大きな災害は少なくなっていますが、想像を超える災害はいつ発生するかわかりません。災害に直面した時、自らが情報を集め適切に行動する「自助」、隣近所や自主防災組織などと協力して行動する「共助」が、皆さんの「命を守る」ことにつながります。もちろん市などによる「公助」が重要であることは言うまでもありません。災害対策に「これでいい」はありませんから、「命を守る行動」の大切さを徹底しなければなりません。今、三次市では世帯数で約7割の地域に自主防災組織ができています。組織の設立を支援するとともに、それぞれの組織と市がしっかり連携をとり、「安全・安心」のまちづくりを実践していくことが大切です。「敬老の日」にちなみ、毎年9月は市内各地で敬老会が開かれます。どの会場でも、地域の皆さんの手づくりによる心温まる敬老会に感激し、高齢者の方々の和やかな笑顔が印象的でした。また、今年度は約40人が百歳を迎えられますので、「百歳訪問」として直接伺って、長寿のお祝いをさせていただきました。訪問した方々は、皆さんお元気で、私の方が百歳の「力」を分けていただいたような気がします。皆さんに「力」の源をお聞きすると、異口同音に「おいしく食べる」、「人とふれあう」、「しっかり動く」と言われていました。一世紀という時を生きてこられた皆さんは、三次市が取り組む「いきいき健康日本一!」の最も良いお手本です。長年培ってこられた豊富な知識や貴重な経験を、市の施策にも活かすことができればと考えています。そして、何よりも私自身が見習って、「健康日本一」をめざしたいと思います。「命」を守る行動百歳の「力」広報みよし No.11513

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