広報みよし_117
6/36

●開館記念特別展会期 平成26年3月30日(日)まで●開館時間 10時~17時(入館は16時まで)●休 館 日 毎週月曜日・年末年始(12月29日~1月3日)※ただし、月曜日が祝日・振替休日の場合は開館、翌日火曜日休館●入 館 料 一般800円、 学生400円、中学生以下無料問 辻村寿三郎人形館 ☎(0824)64-1ジュ03サブ6ロー着物は明治の時代に電気が点いたことから発想を得た「電線格子」の染物で、御大臣の奥様方しか着ることができない高貴なものである。羽織は煤すす竹たけ色いろのちりめん。そして、帯は薄緑色のちりめんに友禅の技法で紅もみじ葉文もんを染め表す。これらが江戸後期から続く明治期の「粋いき」を表す。また、帯の紅葉文は「後のちの名月」と呼ばれる旧暦九月十三日の季節を感じさせる。『十三夜』は、明治期の作家樋口一葉の小説。主人公「おせき」は、夫との不仲から実の両親に離縁状をもらってくれるよう頼むが、結局は両親と弟とわが子のために夫のもとへ泣く泣く戻る。互いに想いを寄せながらも恋叶わなかった幼おさな馴な染じみの録之助は、妻に逃げられ子と死別していた。本来それぞれに幸せな生活を送ってもよい境遇の二人だが、互いにつらい生活を強いられるという、憂うき世を生きる男女を描く。人形は決してデフォルメされていない。体躯の曲線美は無駄な表現を抑えられ、全身を包む着物は「粋」を表現し、表情は人形館だよりvol.1『十三夜』おせき作品紹介厳しく冷たい。そうして、すべての感情が人形の内に集約され、洗練された深遠な美を表現する。寿三郎先生のモチーフに対する周到な調査と研究、そして愛情と情熱が光る一作である。市民ホール建設に向けてVol.27シリーズホールの運営について学ぶ研修会を開催しました!三次市に新しいアートスポットが誕生11月16日(土)、三原市芸術文化センターポポロ館長の作さく田だ忠ただ司しさんをお招きし、「地域の活性化とホールの役割~実践編」をテーマに講演していただきました。魅力的な事業を実施していくために必要な要素や、ホールと市民の皆さんとの上手な付き合い方などを考えるよい機会になりました。11月17日(日)、市民の皆さんの市民ホール建設への関心を高めてもらうことを目的に、建設地の仮囲いを白いキャンバスに見立て、市内の小・中学生を中心とする参加者約80人の皆さんにペイントしていただきました。絵本造形作家の戸と川がわ幸こう一いち郎ろうさん(東広島市)のデザインにより、「ふるさとの四季」をテーマに三次の文化や自然が川の流れに沿って描かれています。※仮囲いは、市民ホールが完成するまでの約1年間設置しています。問 社会教育課文化スポーツ係  ☎(0824)62-6191 (0824)64-0067 shakai@city.miyoshi.hiroshima.jp2013.12.106

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です