広報みよし_119
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このコーナーでは、自分たちの住む地域をよりよくしていこうと、地域で活動されている若者の活動をご紹介します。地域発☆キラリ!【プロフィール】甲奴町在住。福岡県の大学を卒業後、愛媛県内で就職。5年前に甲奴町にUターン。現在はインテリアマツヤマに勤務。商工会青年部所属。特定非営利活動法人地域活性化プロジェクトチームGガンボANBO副理事長。本郷・西野地区振興協議会副会長。松まつ山やま 和かず雄お さん(32歳)問 地域振興課自治振興係 ☎(0824)62-6395 (0824)62-6404  chiiki@city.miyoshi.hiroshima.jp大学から甲奴町を離れていましたが、5年前に仕事を辞め、甲奴町に同級生が多く居たこともあり、実家のインテリアマツヤマで働き始めたのがきっかけです。実際に地元で仕事をしていく中で、必然的に地域のことを考えるようになりました。商工会青年部に所属したことや、小お川がわ治はる孝たかさん、永なが井い宏ひろ明あきさんなど地元の先輩方からの誘いもあり、様々な活動を行うようになりました。地域活動に関わったきっかけは?甲奴町をみんなが帰ってきたい、住みたいと思うまちにしていきたいです。甲奴町には、まだまだ地域を元気にしていけるものがたくさん眠っていると思うので、それらを生かして地域の活性化を図れるよう仕掛けていきたいですね。キーワードは“中間支援”です。GANBOの活動もそうですが、「田舎と都会」、「田舎と医療」など中間支援が必要な場所で活動をしていきたいです。地域の中でも、世代間の橋渡し役となっていけるよう、地域活動への参加を若い人たちに呼びかけたり、若者が参加しやすいイベントなどを企画し、私でもできる地域ブランディング(地域の付加価値を高める取り組み)を今後も行っていくつもりです。これからやりたいことは? ― キーワードは“中間支援” ―毎年行う「夏祭り」など商工会青年部での活動、本郷・西野地区振興協議会の地域イベントや、特定非営利活動法人地域活性化プロジェクトチームGANBOの一員としての活動などがあります。GANBOのメンバーは現在16人で、耕作放棄地でのそば作りや、米作り、医大生と地域について勉強したりと、地域を良くするために活動しています。甲奴町ではアスパラガスが多く生産されていますが、その1割は規格外です。これを生産者の収入増加につなげることができないかと、企業の協力を得て、アスパラガスの粉末「アスパラパウダー」を開発。産学官連携事業の申請をして、大学で成分解析などを行い、量産化をめざしています。また、自分が子どもの頃に楽しかった思い出を地域の子どもたちにも残してやりたいと思い、「土曜夜店」を12年ぶりに復活させました。地域の皆さんや20代の人たちの協力を得て、口コミだけで300人以上の来場がありました。来場者から「こんなに甲奴に子どもがおったんか!」と言われたことが印象的でしたね。現在どのような活動をされていますか?まずはイベントに参加することからでもいいので、楽しんで地域づくりに関わってください。少しずつ関わっていく中で、今自分が住んでいる地域の現状を見て、しっかり感じてほしいです。関わる中で自分の考えが生まれてくると思います。それから自分の力を発揮してもいいと思います。今あるものも、見方を変えれば別の方向を向いて進んでいくことができます。地域は未来から借り受けているものだと思うので、よりよい未来のために、今進むべき方向を一緒に考えていける人を増やしていきたいです。同世代へのメッセージ ― 地域は未来から借り受けているもの ―広報みよし No.1199

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