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「女性の視点」を施策に浦田 なぜ今、女性の活躍支援に特化した部署を新設されたのですか。市長 新しい施策を打ち出すシンクタンク的な役割として女性活躍支援課を新設しました。女性のみなさんに「子育てが安心してできる」と思っていただくため、子育て世代へのいろいろな支援や負担軽減などの新しい施策を、スピード感を持って実行します。女性やシニアの皆さんの頑張りなくしては、三次の将来は厳しい姿しか想像できないという思いです。子育ての負担を軽減浦田 子育て世代への支援について思いを聞かせてください。市長 私自身、子育てと介護が重なる苦しい時期を経験しました。当時は大家族のもとで支え合いました。今は、社会が大きく変化し、核家族も増えており、子育ての負担軽減や、家族のふれあいができる環境の整備等、困った時のセーフティーネットの整備が必要だと思う。病気の時は夜中でも電話で相談できたり、小児科救急の体制があることは安心感につながる。子育て世代や女性が、「三次に住み続けたい、住んでみたい」と思う環境を作っていくことが第一です。例えば、大幅な負担軽減としては、保育料について二人目は2分の1、三人目はゼロを来年度からやっていきたい。子育てや家事をお互いに協力花本 共働きのなかで子育てと介護が重なる経験をお持ちと伺いましたが、その中でどういう部分を大切にされましたか。浦田 「女性の活躍」が多く叫ばれるなか、男性の存在はどうなのかという声もありますが―。市長 社会には、男性・女性それぞれの視点があるわけで、行政が全体のバランスを調整し、男性と女性が協力しあえるまちをいかに作っていくか、そのために「子育て環境」はどうあるべきかを「女性の視点」から打ち出してほしいと思い、女性に特化した組織を設けました。  家庭・地域が円滑になる秘訣―。それは男女の協力だと思う。浦うら田た 愛あいさんめざすは「男女共同参画」を語る必要のない時代思いを語る増田市長Prole地域の活動を支え、都市との交流の場にするため「ほしはら山のがっこう」を立ち上げ、ふるさと自然体験塾長として活躍中。広報みよし 2015.6月号4

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