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のごあいさつ16明けましておめでとうございます。市民の皆様には、幸多き新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。旧年4月の市長選挙におきまして、引き続き市民の皆様とともに三次のまちづくりをさせていただくこととなり、新年にあたり改めてその責任の重大さを痛感し、これからも三次市のために全力を尽くす決意を新たにしております。さて、平成16年の合併から12年になる昨年を振り返ってみますと、「環境が整ってきた」ことを実感した年であったと思います。新しく建設した「みらさか小学校」を含めた「みらさか学園」が4月に開校し、三次市が取り組む小中一貫教育の象徴ともなっており、12月策定の「教育大綱」に掲げたとおり、今後、市長としてもより積極的に教育に関っていこうと思います。さらに、市役所も分散していた部署を集約し、4月から新体制で業務を行っており、今後も単なるコストダウンや事業縮小ではない新たな視点で取り組む「行財政改革推進計画」により、信頼される行政、市民の皆様とともに積極的に行動していく市役所をめざします。そして、待望の中国やまなみ街道(中国横断自動車道尾道松江線)が全線開通し、三次市は2本の高速道路のクロスポイントとなりました。中国地方の真ん中という地理的条件にクロスポイントという利便性が加わり、拠点性が飛躍的に高まりました。観光では、より遠くから三次市へ来ていただけるようになり、開通に合わせ整備した「トレッタみよし」も、9カ月余りで30万人を超える方々に来ていただきました。また、企業誘致にあたっても拠点性を高く評価いただき、誘致企業3社が昨年操業を開始されました。さらに、三次駅周辺では新しい「三次駅」や「交通センター」が完成し、鉄道とバスとの新たな結節点となりました。また、三江線問題については、三次市としても三江線の維持存続をお願いしていますが、JR西日本からは、沿線地域の人口減少や利用者数の低迷により厳しい状況にあるとも聞かされており、予断を許さない状況ですので、今後も沿線自治体等と連携を取りながら対応して参ります。本年は、これら整備してきた都市基盤、生活基盤を最大限活用し、地方創生に取り組む「三次創生 元年」です。三次市では、既に平成26年に策定した総合計画で「人口減少・少子高齢社会への挑戦」を最重要課題として掲げて、様々な取り組みを始めています。加えて昨年10月に、いち早く策定した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」により、①子育て・教育、②定住対策、 ③観光・交流、④農業の4項目を重点施策として掲げ、直面する人口減少に対する取り組みを加速していきたいと思います。私は、今年のキーワードを「誇れるまち」としました。人口減少という厳しい現実に直面している今、最も大切なことは、市民誰もが「三次に住んでいることを誇りに思えること」だと思います。これからも、市民の皆様に「三次を自慢」してもらえるように、様々な施策に取り組んでいきます。結びにあたり、皆様の日ごろの市政へのお力添えに深く感謝申し上げ、幸多き一年になりますよう心からお祈りし、新年のごあいさつといたします。三次市長増ます田だ 和かず俊とし広報みよし 2016.1月号2

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