miyoshi143-L
25/32

人形館だよりvol.27小こ萩はぎ人にん形ぎょう作品紹介小萩人形とは山口県萩市で伝統的に作られている人形で、その起源は幕末と言われています。没ぼつ落らくした武家の女性が自身の着物を使って人形を作り、それを売って生計を立てたそうです。昭和20年、辻村寿三郎が11歳の時、三次にも小萩人形を作る先生がいたそうです。辻村はその方に人形作りを教えてもらおうとしたのですが、戦時中でしたので、「男の子が人形を作るなんてとんでもない」と言われ、断られてしまったのです。しかし、辻村は人形作りを諦めきれず、独学で人形作りを覚えたのでした。現在展示中の《小萩人形》は、当時のことをイメージして作られたものです。 着物には江戸時代後期に作られた着物のハギレを使用し、髪飾りや持ち道具はすべて手作りです。本家の小萩人形よりもさらに繊細に作られた作品をご堪能ください。(学芸員 所ところ 秀ひで之ゆき)新作 マリー・アントワネット 真田十勇士企画展●と  き 4月10日(日)まで※ギャラリートークは毎月第3日曜日(11時~・14時~)●開館時間 10時~17時(入館は16時30分まで)●休 館 日 毎週水曜日【試行中】(祝日・振替休日の場合、翌平日休館)●入 館 料 一般800(700)円      学生400(300)円      中学生以下無料※障害者手帳など所持者は無料 ※( )内は10人以上の団体料金問 辻村寿三郎人形館 ☎(0824)64-1ジュ03サブ6ローボランティアスタッフ募集!奥田元宋・小由女美術館は、多くのボランティアの皆さんのご協力によって運営されています。受付・監視、環境美化、ガイド、広報、事務・イベント、呈茶の各グループの中から、自分に合った活動でボランティアができます。申・問 奥田元宋・小由女美術館 ☎(0824)65-0010 (0824)65-0012奥田元宋・小由女美術館特別展古来、高貴やハレの象徴であった髪上げの所作は、江戸時代には市し井せいの女性にまで広がります。需要が高まった櫛・簪は実用性を越え、当代最高の工芸技術が注ぎ込まれた芸術となりました。江戸期から昭和に至る日本のおしゃれ文化を、澤さわ乃の井い 櫛くしかんざし美術館の装飾工芸、国立歴史民俗博物館の小袖屏風、ポーラ文化研究所の錦絵で紐解きます。特 別 展▼と き 3月1日(火)~4月17日(日)▼会期中の休館日 3月9日(水)、4月13日(水)▼開館時間 9時30分~17時(入館は閉館の30分前まで)※3月23日(水)は21時まで開館時間を延長▼入場料(常設展観覧料含む) 一般 1,000 (900)円 ペアチケット(一般男女ペア)1,800円               高校・大学生500円(400)円※中学生以下、身体障害者手帳など所持者は観覧料無料 ※( )内は20人以上の団体および前売り羊遊斎(花押)《梅松月文様蒔絵螺鈿櫛》江戸時代 澤乃井 櫛かんざし美術館花かざり《金銀珊瑚びらびら簪》江戸時代 澤乃井 櫛かんざし美術館「奥田元宋・奥田小由女の世界」常設展2月11日(木・祝)から新しい展示になります。春に臨む日本画と人形の共演をお楽しみください。櫛くし・簪かんざしとおしゃれ - 粋に華やかに、麗しく -広報みよし 2016.2月号25

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 25

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です