miyoshi146L
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市役所、学校、保育所、農産物加工販売所、温泉・宿泊施設など、私たちの生活の中に身近にある公共施設には、様々な種類があります。今、その公共施設の老朽化問題*1 が全国的な課題になっています。少子高齢化や人口減少といった社会情勢の変化や厳しい財政状況の中、今後、老朽化が進むすべての公共施設を維持・更新していくことは難しく、この問題を放置しておくと、公共施設の荒廃や事故につながるおそれがあります。これからの公共施設の在り方を新しい発想で市民の皆さんと一緒に考えていくための取り組みを紹介します。―守るべき施設を維持するために―公共施設の現状と今後の姿三次市の現状695施設・延床面積約48・1万㎡。これは、市が所有する公共施設の平成26年末現在での数と延床面積です。市民一人当たりの延床面積は約8・6㎡になり、人口や面積が近い自治体の平均5・8㎡を大きく上回っています。主な理由として、「市町村合併に伴い、重複した施設が多い」「建築から年月が経ち、既に役割を終えた施設が残っている」などがあり、必要以上に施設を所有している状況です。また、これらの施設のうち、3割以上が築後30年以上経過しています。公共施設等総合管理計画を策定平成27年度に市民の皆さんと学識経験者などで構成する「三次市公共施設等総合管理計画検討委員会(委員長 塚つか本もと俊とし明あき 広島大学教授)」を設け、今後の施設管理(更新、統廃合、長寿命化など)についての基本的な考え方をまとめた「三次市公共施設等総合管理計画*2」を策定しました。今後、 三良坂保育所(3歳児保育室)Future広報みよし 2016.5月号20informationお知らせ一 般補助・支援福 祉募 集医療保険

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