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平成29(2017)年 明けましておめでとうございます。市民の皆様には、健やかで希望に満ちた新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、平素から市政運営に格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。新年にあたりまして、改めて市民の皆様のご期待に応え、これからも「しあわせを実感しながら、住み続けたい『誇れるまち』」の実現に向けて全力を尽くす決意を新たにしております。昨年を振り返りますと、リオデジャネイロでのオリンピック・パラリンピックにおいて、三次高校出身の金かねとう藤理りえ絵さんがオリンピック女子水泳競技で金メダルに輝き、三次市出身の川かわもと本翔しょうた大さんは、パラリンピック自転車競技で8位入賞という快挙が相次ぎ、大いに励まされた1年でありました。市政におきましては、4月から病児保育を開始し、7月からはこども医療費助成の対象を高校3年生までに拡充しました。従来からの保育利用料の軽減、不妊治療費の助成などと組み合わせ、さらに子育てしやすい環境づくりを進めました。また、企業誘致の面では6月に1社、8月と9月にもそれぞれ1社と立地協定を交わすことができました。これまでの取り組みの成果として、この5年間では7社が進出し、昨年10月の有効求人倍率は1・80倍となるなど、雇用の創出が進んで参りました。昨年4月から11月までの転入と転出の動きでは、転入者数が90人上回るという結果となり、特に20代・30代の、いわゆる「子育て世代」が増えております。これまでの取り組みが少しずつ実り、厳しい環境が続く中にも、将来に向けた明るさが見えつつあると思っております。一方で、大変残念なことに、JR三江線の廃止が決定しました。JR西日本による廃止の意向が表明されて以来1年間、沿線6市町が結束して、終始一貫、鉄道の存続を求めて参りましたが、鉄道事業法が大きな「カベ」となり、望みが絶たれる結果となりました。現在、生活交通の確保を第一に、代替バスを中心とする新しい交通システムの検討を行っておりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。さて、今年のキーワードは「誇れるまちステージ2」としました。全国的に高い評価をいただいております、子育て・医療・福祉などの施策のさらなる充実に取り組み、昨年に続き、「住み続けたい、住んでみたい」と思われるまちをめざします。また、22世紀を創造していく人材となる子どもたちを、その成長段階に応じて全力で応援する仕組みをつくっていきたいと考えております。5年先・10年先を見据えて、三次の未来を拓くために、①「新たな産業団地」の確保、②「(仮称)みよしアグリパーク」の整備、③「元広島県種鶏場跡地」の活用、④「県立中高一貫教育校」の誘致、⑤各地域で一定の拠点施設を形成する「地域の拠点づくり」からなる、「拠点性を活かして、三次の未来を拓くプロジェクト」を市民の皆様と一緒に、着実かつ積極果敢に取り組んで参ります。さらに、女性の起業・就業を支援する「女性活躍推進プラットフォーム事業」などの展開によって、引き続き、女性が活躍する地域社会づくりを進めたいと思っております。未来の三次市民に夢の持てる地域を引き継ぐために、市民の皆様との対話を重ねながら、地域経済の持続性の向上と新たな可能性の創出に注力していきたいと思いますので、今年も変わらぬご理解とお力添えを賜りますようお願い申し上げます。結びにあたり、皆様の日頃の市政へのお力添えに深く感謝申し上げ、幸多き一年になりますよう心からお祈りし、年頭のごあいさつといたします。三次市長増ます田だ 和かず俊とし広報みよし 2017.1月号2

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