miyoshi155L
6/32

市民目線で市役所の仕事をチェック【施策評価】❶ふるさと三次を愛し、未来を創造する力を育む教育の推進(教育委員会)子どもたちの夢や志を実現させるためには、基礎的な学力を定着させることが重要です。市費教員を含めて教員のスキルアップに努めるとともに、子どもたちの自己肯定感の向上、不登校や発達障害などの児童・生徒への適切な対応を含め、子どもたちの学力向上につながる取り組みの継続が必要と考えます。一方で、子どもたちにふるさと三次を愛してもらえるような取り組みも必要であり、地域行事への子どもの参加や地域人材を外部講師として受け入れるなど、積極的に地域の教育力を生かしてください。❷持続可能な地域公共交通網の構築(地域振興部)利用者の減少により、行政負担が増加しており、難しい問題であることは理解できます。また、市民として路線や便数の維持を求めるからには、自ら利用することの必要性も認識しています。地域公共交通の課題に対しては、今後、住民自治の力で解決していける可能性を探っていく必要性が、ますます高まっていくと考えます。また、地域の実情に応じた交通体系は何か、住民とともに検討を進め、本当に必要な人が利用できるように、柔軟な支援体制が確立されることを期待します。❸活力あるお店づくりとにぎわいの創出(産業環境部)補助金を活用して新たに開業した店舗の廃業は少なく、商工会議所や広域商工会といった経済団体との連携により、円滑な相談・支援体制が構築されていることは大いに評価できます。一方で、起業を目的とした移住者を呼び込むことも有効だと考えられます。定住対策課にも類似の事業があり、商工労働課への窓口の一本化を望みます。また、にぎわいが創出できていることを検証できるような指標(客数や売上額の推移など)の設定が必要と考えます。❹観光資源を活かした集客力の向上(地域振興部)外国人観光客が、今後も増加すると見込まれます。ターゲットを絞り込み、おもてなしの気運の醸成に努めてください。また、宿泊客の増加など、観光消費額の向上にむけた取り組みを期待します。三次版DディーMエムOオーの設立に向けて取り組まれていますが、市内の業者や施設の経営者、経済団体などの意見をよく聞くとともに、市役所内部の連携を強化し、効果的なものとなることを期待します。❺都市の中枢・拠点性の強化(建設部)都市の中枢・拠点性を考えるうえで、市街地と旧町村の拠点の強化やそれらを結ぶネットワークの確保といった、全体イメージを描く必要があります。また、都市計画マスタープランの進捗管理や、住民からの評価を聞くなどの仕組みづくりに努めてください。三良坂町における土地区画整理事「行政チェック市民会議からの提言」とは… 市の仕事を市内部で評価した結果を、公募市民・学識経験者などで構成する「行政チェック市民会議」でチェックしていただいています。平成28年度は、市が実施した58の施策*と179の事務事業の評価のうち、市民会議で重要とされた6つの施策と4つの事務事業を対象に、市民の視点による外部評価が行われました。*施策とは…関連した事務事業を一つにまとめて考えたもの。― 「行政チェック市民会議」からの提言 ―森もり邊べ成せい一いち会長(中)と佐さ藤とう明あき寛ひろ副会長(左)から提言書の提出を受ける増田市長平成28年12月28日(水)、「行政チェック市民会議からの提言」が、市長に提出されました。その提言内容の要旨を紹介します。広報みよし 2017.2月号6

元のページ 

page 6

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です