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地域の福祉活動は、平岡さんや岩㟢さんをはじめとする経験豊富な民生委員の活動に支えられています。そして、永井さんのように、新たに活動を引き継いでいく方がいます。その一方で、民生委員の高齢化や後継者不足が全国的に深刻化しています。三次市でも、一部の地域では民生委員が欠員となっています。藤井さんは、「地域のために貢献したいという同じ思いを持った人は他にもいらっしゃると思います」と話されました。民生委員の活動には、見守りや相談支援など、住民の理解と情報提供が欠かせません。個人情報を扱う相談等の対応も多く、相談者の秘密を守る必要があることから、活動があまり知られていない面も多くあります。 地域ごとにその活動も様々です。温かいまなざしで、地域の見守り活動や通学路での声掛け運動もされています。民生委員が私たちの身近にいることは、地域の安全や支援の輪の広がりにもつながります。現在、欠員が出ている地域もありますが、これからも民生委員制度が継続していくためには、市民の皆さんの協力が大きな力になります。ご存じですか? あなたの地域の身近な相談相手ご自分のこと、ご近所のことで何かお困りのことがあれば、お住いの地域の民生委員にご相談ください。地域の民生委員は、昨年、広報みよし12月号と一緒に配布した名簿で確認されるか、三次市民生委員児童委員協議会事務局(☎0824-62-6146、市社会福祉課内)または各支所へお問い合わせください。問 社会福祉課社会福祉係 ☎0824-62-6146 0824-62-6285民生委員・児童委員のキャラクターミンジ―(広島県版)◆ 制度のあゆみ大正6年岡山県で民生委員制度の源と言われる「済世顧問制度」が発足大正7年大阪府でそれぞれの方面(地域)で生活の調査と救済を目的とする「方面委員制度」が発足昭和23年相談に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努めるための民生委員法の公布昭和26年民生委員児童委員信条の制定、児童憲章の制定平成6年主任児童委員制度の創設平成29年民生委員制度創設100周年【民生委員・児童委員とは】地域の推薦委員から推薦され、市と県の審査を経て、厚生労働大臣により委嘱されます。無報酬のボランティアで活動し、暮らしのさまざまな問題や悩みが、家族や当事者などで解決できないような時は、地域の皆さんの身近な相談役として、また、問題を解決する関係機関との「つなぎ役」として必要な支援を行っています。三次市では183人(平成29年4月現在)の民生委員が活動しています、そのうち20人が子どもに関する相談・支援を専門に行う主任児童委員です。広報みよし 2017.5月号5●特集 民生委員制度創設100周年

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