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シリーズ3湯本豪一コレクション夏の涼と言えば怪談! ですが、江戸時代にはすでに「百物語」という何人もが順番に怪談を話し、一話終わるごとに灯りを一本ずつ消していき、最後の一本が消えると怪異が起こるという肝試しで怖さを楽しむことが流行していました。そんな百物語に関連した資料を今回紹介します。【右】家宝の皿を一枚割ったために手打ちにされ、井戸に投げ込まれたお菊は、幽霊として現れます。何枚もの皿で表現された首から、悲しげに皿を数える様子が伺えます。【左】提灯に乗り移ったお岩の亡霊は、夫に殺された恨みから髪を振り乱し腫れた顔で現れ、不気味な雰囲気を醸し出しています。「北ほく斎さい百ひゃく物もの語がたり」葛かつ飾しか北ほく斎さい 江戸時代(仮称)湯ゆ本もと豪こう一いち記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)の開館に向けて、毎月、関連ニュースをお知らせしています。様々な広報活動を行っています7月8日(土)、「第43回三良坂祇園まつり」で「みよしもののけものがたり」ブースを出展し、紙芝居上演やパネル展示を行いました。紙芝居は、「稲いのう生物もののけろく怪録」を題材とした「タマのモノノケ物語」などを上演。子どもから大人まで見入っていました。布野小学校の児童による落語の様子浮沼亭冷奴さん第43回三良坂祇園まつりみよしもののけものがたりⅠ7月9日(日)、三次コミュニティセンター(三次ふれあい会館)で、「稲生物怪録」や妖怪に親しんでいただくためのイベント「みよしもののけものがたりⅠ」を開催しました。三次市を中心に活動中の落語家、浮うきぬまてい沼亭冷ひややっこ奴さんが、布野小学校の児童に落語を指導されています。子どもたちによる落語披露の後、冷奴さんによる「稲生物怪録」を題材にした落語により、会場は温かい笑いに包まれました。その後、呉市大崎下島を舞台(モデル)とした、妖怪アニメ映画「ももへの手紙」を上映しました。百物語 お岩さん百物語 さらやしき広報みよし 2017.8月号8

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