miyoshi164L
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今月は、視覚障害の特性、困っていること、その配慮と支援について考えてみましょう。視覚障害視覚障害には、まったく見えない「全盲」、めがねなどで矯正をしても視力が弱い「弱視」、見える範囲(視野)が狭い「視野狭窄」、色の違いが感じ取りにくい「色弱」等があります。また、生まれつきの障害(先天性)か、病気や事故などでの障害(中途障害)かによっても、その障害の内容には個人差があります。●ハード面における配慮◦駅や店舗等では、視覚障害者誘導用ブロックの設置や段差解消などが望まれます。◦視覚に障害のある人であっても、点字を読める人ばかりではありません。公共施設、店舗などの案内表示は、点字案内だけでなく、音声による案内も望まれます。また、色・形・文字の大きさ・表示の高さ身体障害者補助犬法の啓発のためのマークです。身体障害者補助犬とは、盲導犬、介助犬、聴導犬のことを言います。「身体障害者補助犬法」では公共の施設や交通機関はもちろん、デパートやスーパー、ホテル、レストランなどの民間施設では、身体障害のある人が身体障害者補助犬を同伴するのを受け入れる義務があります。補助犬を同伴することのみをもってサービスの提供を拒むことは障害者差別に当たります。補助犬はペットではありません。体の不自由な方の、体の一部となって働いています。社会のマナーもきちんと訓練され、衛生面でもきちんと管理されています。世界盲人連合で1984年に制定された盲人のための世界共通のマークです。視覚障害者の安全やバリアフリーに考慮された建物、設備、機器などに付けられています。信号機や国際点字郵便物・書籍などで身近に見かけるマークです。このマークを見かけた場合には、視覚障害者の利用への配慮について、ご理解、ご協力をお願いいたします。ほじょ犬マーク盲人のための国際シンボルマークなど弱視・色弱者に対する配慮も必要です。●ソフト面における配慮◦歩行の妨げになるので、歩道や視覚障害者誘導用ブロックの上を自転車や荷物でふさがないことが大切です。◦駅のホーム、歩道、交差点で立ちつくしている視覚障害者がいたら、「どうしましたか?」など、まず声をかけます。説明するときは、「あそこ」「そっち」といった指示語や、「赤い看板」といった視覚情報を表す言葉は避け、具体的な方向や距離を示すようにします。 誘導の希望があれば、一般的には障害者の横半歩前に立ち、腕をつかんでもらい、歩くスピードに気をつけながら案内します。(例)「右に10m行った左側にお店があります。」◦コンビニやスーパーなどでは、店内の移動や商品の選定が難しい場合があります。声をかけ、申し出を受けたら担当者がサポートしましょう。商品を選定する場合、本人の希望を十分聞いたうえで、商品の情報(値段、日付、仕様、色など)を提示することが大切です。◆次号は、聴覚障害の特性とその配慮についてです。障害者に関するマークについて 街で見かける障害者に関するマークを紹介します。皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。問 社会福祉課障害者福祉係  ☎0824-65-2051 0824-62-6285  三次市障害者支援センター ☎0824-65-1131 0824-65-1132障害を知り  共に生きる障害を知り 共に生きるシリーズ②広報みよし 2017.11月号13

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