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「百ひゃっ鬼き夜や行ぎょう絵え巻まき」江戸時代©宇河弘樹/少年画報社Q稲生物怪録を作品に選んだ理由は?Aきっかけは三次に住む友人から、「漫画になりそうなこんな話があるよ」と紹介されたことでした。この古くからある妖怪譚たんを現在の三次の街並みや風土を生かして作れば、面白いものになるのではないかと考えました。Q稲生物怪録の魅力とは?A物怪録成立当時の「怖いもの」や「怪異」が現在の僕らが考えるものとは異質な点が多く、江戸時代の人々の生活がどんなものであったか時を遡って生き生きと想像させてくれるところです。妖怪はいつも人間の暮らしと寄り添った存在なのだと思います。トークショーでは、さらに詳しくお聞きしていきます。お楽しみに!【プロフィール】漫画家。広島県生まれ。三次の妖怪譚である稲生物怪録を取材した「朝霧の巫女」(全9巻 少年画報社刊)がきっかけで三次町に移住。アニメ化もされ、三次市と「朝霧の巫女」は「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」(アニメツーリズム協会)に選ばれた。トークショー ゲスト紹介漫画家の宇河 弘樹さん(三次市在住)シリーズ6百鬼夜行絵巻とは、様々な妖怪たちが闇の中を列をなしてどこかへ向かう様子が生き生きとした姿で描かれた、妖怪主役の絵巻です。湯本コレクションの中には、ご紹介している資料を含め、絵巻、掛軸、焼物、着物など百鬼●と き 11月26日(日)13時~16時30分(開場12時)●ところ 三次市民ホールきりり  ●入場無料●プログラム トークイベント 「妖界においでよ ― 稲生物怪録の世界 ―」  ゲスト 湯ゆ本もと豪こう一いちさん(妖怪研究家)、はるな愛あいさん(タレント)、佐さ々さ木き裕ゆう一いちさん(小説家)、宇う河がわ弘ひろ樹きさん(漫画家) 質問コーナー 広島ホームテレビの人気番組「あっぱれ! 熟年ファイターズ」のメンバーが湯本豪一さんに妖怪について質問します。 ※この様子は同番組内で放送されます。(放送日未定) 神楽上演 横谷神楽団 演目「稲生平太郎」  2006年に「稲生物怪録」を神楽化した演目「稲生平太郎」を上演します。 湯本豪一コレクション展示 湯本さんによるコレクション解説があります。湯ゆ本もと豪こう一いちコレクション紹介「みよしもののけものがたりⅢ」開催!夜行図に関連したものが多く含まれており、昔から人気が高い題材だったことが伺えます。「みよしもののけものがたりⅢ」でも展示を予定していますので、色彩豊かに描かれた妖怪たちを、ぜひご覧いただきたいと思います。お楽しみに!問 三次地区拠点整備事業プロジェクトチーム(事務局 三次市政策部特命担当)  ☎0824-62-6408 0824-62-6137 三次を舞台にした漫画「朝あさ霧ぎりの巫み女こ」の作者である宇河さんに「稲生物怪録」についてお聞きしました。広報みよし 2017.11月号14

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