miyoshi166L
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今月は、肢体不自由と内部障害の特性、困っていること、その配慮と支援について考えてみましょう。肢体不自由 手や足、身体の胴の部分に障害があることをいいます。先天性のもの、事故による手足の損傷、腰や首、脳の血管等に損傷を受けてなるもの、間接等の変形からなるものがあります。半身まひ、脳性まひ、間接リウマチなどにより、歩いたり、立ったり、物の持ち運びなどに支障があり、多くの人が杖や装具、車イスなどを使用しています。●ハード面における配慮◦少しの段差や隙間でも危険を伴います。駅のバリアフリー化、ノンステップバス等の普及が望まれます。◦手開きのドアを自動ドアに変えていくことが望まれます。◦多機能トイレや車イス使用者用駐車スペースの増設が望まれます。●ソフト面における配慮◦介助は本人の依頼を受けてからにします。介助者が同席していても、必ず本人の意思を確認します。◦車イス使用者に話しかけるときは、立ったままでは威圧感があるので、少し腰をかがめて同じ目線で話すようにします。内部障害 病気などで、身体の内部(心臓、腎臓、肺、ぼうこう、直腸、小腸、肝臓)の働きが弱くなったりする機能の障害やヒト免疫不全ウィルス(HIV)による免疫機能の障害を内部障害といいます。 外見からはわからないため誤解や差別を受けることがあります。●ハード面における配慮◦駅、スーパー、コンビニなどにオストメイト用設備を備えた多機能トイレ等の設備と案内表示が望まれます。●ソフト面における配慮◦混雑した場所での携帯電話やスマートフォンの使用は、ペースメーカーに影響を及ぼすことがあります。必ず電源を切ってください。◦肺に障害がある場合、タバコの煙が症状を悪くします。喫煙場所以外ではタバコは吸わないようにしましょう。◦HIVは偏見や差別が大きな問題です。感染力が弱く、性的接触以外ではほとんど感染しません。HIVを正しく理解することが大切です。◆次号は、知的障害と発達障害の特性とその配慮についてです。障害者に関するマークについて 街で見かける障害者に関するマークを紹介します。皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。問 社会福祉課障害者福祉係  ☎0824-65-2051 0824-62-6285  三次市障害者支援センター ☎0824-65-1131 0824-65-1132障害を知り  共に生きる障害を知り 共に生きるシリーズ④ハート・プラスマーク「身体内部に障害がある人」を表しています。身体内部(心臓、呼吸機能、じん臓、膀胱・直腸、小腸、肝臓、免疫機能)に障害がある方は外見からは分かりにくいため、様々な誤解を受けることがあります。内部障害の方の中には、電車などの優先席に座りたい、近辺での携帯電話使用を控えてほしい、障害者用駐車スペースに停めたい、といったことを希望していることがあります。このマークを着用されている方を見かけた場合には、内部障害への配慮についてご理解、ご協力をお願いします。オストメイトマーク人工肛門・人工膀胱を造設している人(オストメイト)のための設備があることを表しています。オストメイト対応のトイレの入口・案内誘導プレートに表示されています。このマークを見かけた場合には、そのトイレがオストメイトに配慮されたトイレであることについて、ご理解、ご協力をお願いします。広報みよし 2018.1月号13

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