miyoshi166L
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私が住んでいる三良坂町では、地域の方とのふれあいとして、学校の授業でいろいろな体験を小学生の時から行っています。例えば、ピオーネ作り、米づくり、沖江田楽、そして菊を育てる体験です。その中でも菊づくりは、三良坂を菊でいっぱいにしようという目的で、「菊の町三良坂」というキャッチフレーズのもと、私たち中学生と小学生が菊栽培の指導者の方と一緒に菊を育て、たくさんの地域の施設や事業所などへ届けています。たくさんの方に笑顔になってもらいたい、元気になってもらいたいという思いで私たちは菊を育てています。そして、この活動をこれからもずっと続けていきたいと思っています。また、菊を育てて届けるだけでなく、菊を使ったしおりや、伝統工芸品などを作ることができたら、地域の活性化につながり、多くの方にも三良坂という町を知ってもらえるのではないかと思います。私たちが住んでいる地域のよさとは何か、どんな環境で何が特徴的なのかをまず知ることが大切だと思います。今ある資源をどのように活用していくか、それを考えていくことが、私たちに託された課題ではないでしょうか。私はこれからも、様々な体験を通して大好きな町をしっかりアピールしていきたいです。三次市立川地中学校では、毎年一年生が「グッドタウン三次」というフィールドワークを行います。グッドタウン三次というのは、「自分たちが住んでいる町がもっとよくなるにはどのようにすればいいか」ということを地域の人たちに聞いて、自分たちで考え、まとめることです。私たちの班は、近くにあるコミュニティセンターへ話を聞きに行きました。すると、「最近、川地の人口が減ってきている。」という話をしてくださいました。それは、お年寄りの方が亡くなられたり、就職する若者たちが都会へ出て行ったりしているからだそうです。それを聞いて私たちは、人口が減らないようにするためには、若者たちが都会に出なければ良いと思いました。だから、みんなでもっと地域を活発にして、「自分の地域から出たくない」、「地域に帰って就職したい」と思えるような地域にしていけばいいのではないかと思いました。それを聞いたコミュニティセンターの方が、「生徒の皆さんはどんなことがあったら良いと思いますか。」と聞かれたので、考えてみました。私たちの地域といえば「ほたる」が有名です。しかし、近年減ってきているので森林を壊さないでほしい、という考えを出しました。私は、「三次市まち・ゆめ基本条例」というものを初めて聞きました。また、それはみんなでまちづくりをするための大切なきまりだと知りました。私は、この条例は、自分の町を好きでなければ成り立たないと思います。私は自分の住んでいる町が好きです。だからこそ、グッドタウンで学んだことを生かしてもっと好きになれるよう、また、他の人にも好きになってもらえるよう、よりよいまちづくりをしていきたいなと思いました。「 三良坂町について 」三良坂中学校 一年 新しん川かわ 芽め依い さん「 グッドタウンから学んだこと 」川地中学校 一年 村むら岡おか 美み南なみ さん菊づくり体験の様子フィールドワークの様子広報みよし 2018.1月号9

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