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【施策評価】❶活力と信頼の学校づくり(教育委員会)いじめや不登校などの問題を抱える子どもや保護者に対しては、適応指導教室、地域サポーターなどの専門機関や専門の方のサポート体制があります。しかし、学校とこれらの機関や専門家との間には、垣根があるようです。困ったときや悩んだときに、保護者がこうしたサポートの存在を知ることができるよう、情報提供など独自の方策の検討が必要と考えます。また、学校が信頼される場となるために、子どもたちはもちろん、保護者との信頼関係をより強く築くことが重要だと考えます。各学校は特色ある学校づくりに取り組まれています。それらを発表する場を積極的に設け、地域のみならず市全体に伝え、取り組みの活性化につなげてください。❷高齢者が安心して暮らせるまちづくり(福祉保健部)高齢者の健康づくりや見守り活動、また、介護認定への受け渡しについて、関係機関がうまく連携し、仕組みづくりができています。一方で、各地域で介助が必要な方の把握や避難体制の確立など、災害時の対応についても考える必要があります。避難の際に支援が必要な方の情報を地域の自主防災組織とどのように共有するのか、検討が尽くされていないように思われます。防災の観点からも施策内容を検討してください。介護認定を受ける際に行う各種手続きについては、認定を受ける本人はもちろん、その家族にとっても理解しづらいものがあります。制度の周知方法に改善を加えることを期待します。❸農林畜産業等に携わる人材育成(産業環境部)新規就農や後継者育成に対する支援策を充実させている点は評価できます。農業で自立していくためには、本人の意欲や経営感覚が必要なことはもちろんですが、就農時の負担軽減やサポートも大きな要素と考えられます。新規参入者へのサポートが、経営継承者よりも手厚い仕組みになっていますが、実情に応じた、柔軟な補助制度に向けて、検討が必要であると思われます。また、第三者継承について、より的確なサポート体制の構築、これまでに確立された栽培技術や栽培資材などが円滑に継承される仕組みや受け皿づくりを、県やJAなどと連携して進められることを期待します。地域おこし協力隊についても、一人でも多くの隊員が後継者または新規就農者となるよう、サポート体制の強化を望みます。❹地域生活拠点の機能確保(地域振興部)地域の生活拠点を確保する取り組みとして、川西地区の「川西郷さとの駅」の整備は、成功事例の一つといえます。地域によって環境や課題に違いはありますが、成功事例が他の地域へも広がることを期待します。住民自治組織と協力し、モデル地域を設定するなど、先導的な取り組みを後押ししてください。また、地域の生活拠点づくりを考えると、地域内交通の問題に行き着市民目線で市役所の仕事をチェック- 行政チェック市民会議からの提言 -平成29年12月27日(水)、「行政チェック市民会議からの提言」が、市長に提出されました。その提言内容の要旨を紹介します。森もり邊べ成せい一いち会長(中)と佐さ藤とう明あき寛ひろ副会長(左)から提言書の提出を受ける増田市長「行政チェック市民会議からの提言」とは…市の仕事を市内部で評価した結果を、公募市民・学識経験者などで構成する「行政チェック市民会議」でチェックしていただいています。平成29年度は、市が実施した58の施策*と175の事務事業の評価のうち、市民会議で重要とされた5つの施策と5つの事務事業を対象に、市民の視点による外部評価が行われました。*施策とは… 関連した事務事業を一つにまとめて考えたもの。広報みよし 2018.2月号4

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