miyoshi169L
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平成30年1月に、市内小・中学校の小学校1学年から中学校2学年の児童生徒を対象に「学力到達度検査」を実施しました。この検査は一人ひとりの子どもに「基礎・基本の力」と「活用する力」*が確実に定着しているかを把握し、各学校で授業改善を図り、分かりやすい授業づくりを進めていくことを目的とするものです。検査では、次のような教科調査と生活・学習意識調査を実施しました。*「活用する力」…「基礎・基本の力」をもとに、学習した内容を組み合わせて未知の課題を解決していく力平成29年度 三次市学力到達度検査主体的な学びに向けて学力向上!【教科調査】小学校1・2学年国語、算数小学校3~6学年国語、社会、算数、理科中学校1・2学年国語、社会、数学、理科、英語【生活・学習意識調査】 小学校2学年~中学校2学年小1小2小3小4小5小6中1中285.985.986.086.079.979.978.678.678.078.079.879.871.171.166.166.181.282.876.174.773.375.965.264.4%405060708090三次市全国国 語国 語小3小4小5小6中1中2三次市全国社 会社 会75.574.269.575.158.855.755.768.271.069.066.755.253.1%405060708090小1小2小3小4小5小6中1中2算数・数学算数・数学%87.780.875.072.167.479.362.360.980.271.870.067.462.171.958.659.4405060708090三次市全国小3小4小5小6中1中279.4全国理 科理 科73.476.978.062.857.872.773.173.967.162.056.9%405060708090三次市59.4中1中2三次市全国英 語英 語%405060708056.162.163.6【全体の結果】全体の結果(「基礎・基本」の力と「活用する力」を合わせた結果)をみると、中学校2学年社会(グラフ囲み部分)を除き、全学年、全教科において、全国平均正答率を上回りました。全国平均正答率と比べ、5ポイント以上上回る学年、教科もありました。【成果】「基礎・基本の力」では、全国平均正答率を上回る学年、教科が多くありました。「活用する力」では、特に小学校1・2学年の算数と小学校6学年の理科が、全国平均正答率を10ポイント以上上回りました。■全体の結果■ (学年別平均正答率%)【課題と改善】特に課題が大きかったのは、中学校2学年の社会です。問題を正しく読み取る力や課題を考察する力、表現する力などに課題があることが分かりました。授業では、ICT機器(電子黒板、タブレットなど)を活用して資料の提示を工夫し視覚的に理解を深めさせたり、複数の資料から考えさせたりする授業を行っていきます。学校では、各教科等において子どもたちが「なぜだろう」「やってみたい」と思える導入の工夫や、多様な考えを引き出すような問いの工夫を行い、主体的な学びへ向かう授業へと変革し、学力を付けていきます。広報みよし 2018.4月号10

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