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市では、これまで、平成16年の合併以降、梅雨前線や秋雨前線および台風の影響等による大雨への対策を三次市地域防災計画に基づき実施してきました。今回の平成30年7月豪雨は、昭和47年7月の豪雨災害に匹敵するものであり、国から激甚災害および災害救助法の適用を受けました。これほどの雨量でありながら、河川外水の市街地への流入および人的被害の発生を防止できたのは、昭和47年7月の豪雨災害を教訓に、堤防の嵩上げや河川改修等を計画的に推進してきたことによるものと捉えています。一方で、この度の豪雨では、県内全域に土砂災害警戒情報、大雨特別警報が発表され、市内全域を対象とした避難勧告、避難指示(緊急)を発令する事態が生じ、これまでの局地的な災害に対する経験や対策だけでは対応しきれない大規模災害時の様々な課題が浮き彫りになりました。とりわけ、市民一人ひとりが、自分の生命を守る行動をとることの大切さや、全市民が避難を余儀なくされた場合の情報伝達と避難所のあり方、避難経路や避難方法の確保などについては、行政だけの取り組みでは限界があることも実感しており、市民、地域、行政が役割分担を行い、より一層の連携と協力のもとに取り組んでいかなければ大規模災害に対応しきれないと認識しています。災害は、自助・共助・公助のそれぞれが役割を果たし連携することで、減災につながることが多くあります。今後は、行政としての公助の役割を十分に果たしながら、行政だけでは対応しきれない部分について、市民や自主防災組織、住民自治組織等との連携や協力をより強化し、また連携協定の締結をいただいている協力企業なども含め、自助・共助の部分を明確にしていき、市の防災・減災の取り組みを強力に進めていく必要があると考えています。 三次市災害対策本部では、平成30年7月豪雨について総括を行いましたので、その一部を抜粋してお知らせします。■災害の状況平成30年8月10日現在被害等の区分被害内容人的被害死亡0人行方不明0人負傷0人住家の被害全壊1戸半壊3戸一部損壊6戸床上浸水166戸床下浸水310戸■雨量の状況単位(㎜)三次観測所2日間雨量S47.7豪雨H30.7豪雨380.5365.0平成30年7月豪雨災害問 危機管理課危機管理係 ☎0824-62-6116 0824-62-2951被害等の区分被害内容道路農地等道路607件河川111件橋梁2件農地707件農業施設574件その他94件その他断水660戸■水位の状況単位(m)観測局S47.7豪雨H30.7豪雨尾関山(江の川)13.213.4南畑敷(馬洗川) 6.4 7.3三次市災害見舞金の受付期間の延長について 三次市災害見舞金の受付期間を2カ月間延長します。該当される方は、期間内に申請をお願いします。●受付期限 平成30年10月31日(水)問 社会福祉課社会福祉係 ☎0824-62-6146農業者の皆様へ 被災された農業者の方を対象とした国の支援事業や低利な融資制度が実施されます。詳しくはお問い合わせください。問 農政課農林振興係 ☎0824-62-6164広報みよし 2018.9月号4

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