miyoshi176L
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今月は、知的障害を考えてみましょう。知的障害は、生活や学習面で現れる知的な働きや発達が、同年齢の人の平均と比べゆっくりであることをいいます。知的能力と環境への見通しの弱さを要因とする障害特性があります。次回は、精神障害について考えます。問 社会福祉課障害者福祉係  ☎0824-65-2051 0824-62-6285  三次市障害者支援センター ☎0824-65-1131 0824-65-1132生活場面例困りごと対応例行 政○投票をおこなう際に、次々と他の投票者が来ると、せかされたような気持ちになってパニックを起こしてしまう。⇒来場時には、他の投票者に間隔をあけてほしい旨のお願いをした。学校・教育○学習活動の内容や流れを理解することが難しく、何をするのか、いつ終わるのかなどが明確に示されていないと、不安定になり、学習活動への参加が難しくなる。⇒本人の理解度に合わせて、実物や写真、シンボルや絵などで活動予定を示すことにした。○言葉だけの指示だと、内容を十分理解できなくて、混乱してしまうことがある。⇒身振り、手振りやコミュニケーションボードなども用いて内容を伝えた。仕事・雇用○まわりの同僚が、障害のある人とどのように接していいかわからず、お互い話しかけづらい職場の雰囲気になってしまった。⇒本人の希望を踏まえて、障害の内容や必要な配慮などについて、職場で説明をした。サービス (買い物・飲食店など)○契約時の要望などを、自分で説明することが難しいため、同行する介助者からも話を聞いてほしい。⇒個人情報にも関わることなので、通常は本人から聞くことになっているが、必要に応じて介助者からも話を聞くことにした。○子どもが買い物の会計時に待つことができず、動き回ったり、騒いだりする。⇒会計場所にいすを持って行き、「ここに座って待っていようか」と声をかけ、会計が終わるまで話し相手になった。公共交通○障害があるため、介護者が隣に座らないと不安定になる。⇒隣り合った空席がなかったが、他の乗客のご了解を得て、座席を変わってもらい隣り合って座れるよう調整した。~合理的配慮の提供事例~広報みよし 2018.11月号22

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