miyoshi179L
8/36

【施策評価】❶三次の文化・芸術の発展継承と創造(教育委員会)芸術や伝統文化に触れることができる充実した施設を活用し、市民の文化活動の促進、子どもたちに本物の芸術を鑑賞できる機会を設けている点は評価できるため、今後も継続してください。文化活動では企画が大変重要であるため、参加型・体験型のイベントを充実するなど、さらなる魅力の向上を期待します。ボランティアスタッフは、高齢化や新規スタッフ確保の伸び悩みなどの課題も見られます。無償で活動する意義もありますが、地域の文化を継承し、次世代の育成を図る観点で、有償とすることも検討の余地があります。❷みんなで高める地域の防災、減災の推進(総務部・建設部)自主防災組織の組織化や支援にしっかり取り組まれてきたと評価していますが、平成30年7月豪雨災害は、防災や減災のあり方を見つめ直す機会になりました。課題を早急に整理し、大災害への備えを万全にする必要があります。情報伝達は、インターネットや防災メール、テレビのほか、ケーブルテレビの音声告知が有効な手段の一つです。加入促進も含め、取り組みをお願いします。支援が必要な方の安全な避難体制についても、地域や自主防災組織とともに検討を進めてください。観光客も含めた外国人への情報伝達、避難支援も課題です。パンフレットなどを作成する際は、漢字にふりがなを付けるなど、簡単な日本語で書かれたものが有効と考えます。ハザードマップの作成を着実に進めるとともに、避難所の指定、自主避難所への物資の配布についても、課題を整理してください。❸美しく懐かしい風景と伝統を生かした魅力の向上(政策部・地域振興部・建設部)三次地区に伝わる歴史や街なみを生かした拠点整備が進められています。三次市では、酒屋地区への集客を中心に総観光客数が増加しており、観光客の誘導がますます重要となります。交通アクセスの検討や駐車場の確保も含め、受け入れ態勢の整備が必要です。また、三次版DMOを中心とした情報発信、プロモーションの必要性が認められます。なお、施策の成果指標は、市全体の総観光客数よりも三次地区での新規事業数などを用いる方が、進捗度を測るうえで有効と考えます。❹安全で快適に暮らせる生活環境づくり(建設部・水道局)良好な生活環境を維持するため、公共下水道などの未普及地域における、浄化槽の設置を進める取り組みは必要です。環境への配慮の必要性とあわせて、コスト比較を用いた丁寧な説明により理解を深めてください。道路の草刈りなどの維持管理については、地域との協働による謝礼支払制度に取り組まれていますが、高齢化などにより活動が困難な実態もあります。高齢者の生きがいづくり、元気な高齢者の活動支援という観点で、コミュニティビジネスにより地域課題の解決を図っている例もありますので、そのしくみづくりについて検討の余地があります。❺住民自治の推進(地域振興部)住民自治組織の組織化と活動支援に先進的に取り組んでおり、一定の成果が出ていますが、地域応援隊、集落支援員、地域おこし協力隊などの役割や違いを問う意見があります。情報発信や広報について工夫が必要です。また、住民自治組織の活動を支援す市民目線で市役所の仕事をチェック- 行政チェック市民会議からの提言 -平成30年12月26日(水)、「行政チェック市民会議からの提言」が市長に提出されました。その提言内容の要旨を紹介します。「行政チェック市民会議からの提言」とは…市の仕事について市内部で評価した結果を、公募市民・学識経験者などで構成する「行政チェック市民会議」で評価していただいています。平成30年度は、市が実施した58の施策※と171の事務事業の評価のうち、市民会議で重要とされた5つの施策と5つの事務事業を対象に、市民の視点による外部評価が行われました。※施策とは… 関連した事務事業を一つにまとめて考えたもの。広報みよし 2019.2月号8

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る