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問 文化と学びの課文化学習係 ☎0824-62-6191 0824-62-6288寺町廃寺跡は、奈良時代から平安時代(7~9世紀)に存在していた古代地方寺院で、昭和57年に国により史跡に指定されました。平安時代に編へん纂さんされた日本最古の仏教説話集「日に本ほん霊りょう異い記き」に、百くだら済の僧弘ぐ済さいが備びん後ご三み谷たに寺でらを建てたと記載があり、寺町廃寺跡がこの寺院と考えられています。寺院名や建てた人、経緯などがわかるのは、古代地方寺院跡では大変珍しいことです。向江田町・和知町史し跡せき 寺てら町まち廃はい寺じ跡あとを発掘調査しています広島県三次市向江田町備北交通 向江田バス停から、備北広域農道を東へ約1.9km三次東JCT/ICから車で約10分三次ICから車で約10分発掘調査の様子軒丸瓦塔心礎寺町廃寺跡全景183184431434三次東IC下和知塩町三良坂神杉八次寺町廃寺跡N至広島至庄原発 見 !寺町廃寺跡は、全国的にも珍しく、塔・金堂・講堂といった、当時のお寺の建物跡が良好な状態で発見されています。また、いわゆる水切り瓦と呼ばれる特殊な瓦(軒のき丸まる瓦がわら)が出土しており、当時の仏教文化を考える上で重要な成果が数多く得られています。三次市では、本市を代表する遺跡について、今年度も発掘調査を行っています。期間中には現地見学会を開催しますので、ぜひお越しください。 hisyo@city.miyoshi.hiroshima.jp http://www.city.miyoshi.hiroshima.jp/この広報紙は環境にやさしい再生紙と、大豆油インキを使用しています。発行/三次市  編集/秘書広報課〒728-8501 広島県三次市十日市中二丁目8番1号☎0824-62-6103 0824-62-6223令和元年6月10日発行No.183広報6月号

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