miyoshi190L
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明けましておめでとうございます。令和最初となる初春を、市民の皆様におかれましては、穏やかに迎えられたこととお慶び申し上げます。私は、昨年4月、「平成」から「令和」へ新たな時代の幕開けとともに、市民の皆様からの温かいご支援、ご信任を賜り、市政運営の重責を担わせて頂くことになりました。それから、早9カ月を迎えようとしております。市民の皆様には、市政運営に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。昨年を振り返ってみますと、様々な出来事がありました。特に10月のJR芸備線の全線開通は、本当に嬉しいことでありました。本市といたしましても引き続き、平成30年7月豪雨災害の復旧工事と今後の災害対策に全力を挙げていきます。11月には、合併15周年記念式典を挙行し、これまで市民の皆様、そして歴代の市長が築いてこられた三次市長福ふく岡おか 誠さと志しふるさと三次を引継ぎ、「新しい三次」として、更に発展させていかなければならないと決意を新たにしたところです。また、「まちづくりトーク」や各種行事等で多くの市民の皆様にお会いし、お話を聴かせていただきました。自然や伝統文化、産業など、改めて三次には沢山の地域資源があることを実感するとともに、これからの新しい時代に向けて、現状維持に留まることなく、地域の魅力や宝を磨き、外の人をも惹きつける新たな魅力を創出し、発信していく、三次市独自の新しい成長モデルを構築できる可能性を大いに感じたところです。そこで本年を「前進」の年とし、特に情報発信とICTの活用推進に戦略的に取り組んでいきます。情報発信の1例として、5月には、広島県の東京2020オリンピック聖火リレーが本市から出発します。1964年東京大会の最終聖火ランナー坂井義則さんのご功績をたどるとともに、本市を聖火が駆け抜ける様子を国内外に発信できるものと思います。ランナーには、100歳でマスターズ陸上日本記録を樹立された冨久正二さん、東京2020パラリンピックへの出場が期待される川本翔大さんが選出されました。お二人に共通するのは年齢や障害といった壁を乗り越えて「挑戦し続ける姿」です。本市のめざす姿を、まさに体現されているお二人の活躍は多くの市民、また全世界の人々に勇気を与え、あきらめない心を呼び覚ましてくれると確信しています。また、ICTの活用の面では、人口減少・少子高齢化社会が進む中、地域の活力と競争力を維持していくための変革が求められており、今、国において、デジタルトランスフォーメーション(DX) といわれる、デジタル技術を浸透させることで、人々の生活をより良いものへと変革することが進められています。Society 5.0といわれる、現在の情報社会を更に進め、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、次世代ネットワーク「5G」等の新しいデジタル技術や通信技術を活用することで、市民の皆様の暮らしを便利で快適なものにするとともに、持続可能な地域社会の実現に向けて、取り組んでいきたいと考えています。私は、私たちの子や孫たちのため「未来を良くするためには、今がもっとよくならんといけん」という思いで、市民の皆様とともに、私たちの自慢の郷土・三次のため、志と情熱を持って、すべてのことに挑戦し、実行していくことをお誓いいたします。結びに、本年が市民の皆様にとって、実り多き素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。年頭の ごあいさつ2Miyoshi 2020.1

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