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女性の活躍を積極的に支援しています。起業時のハード整備を支援する補助事業ですが、今後、補助要件を見直し、起業後のフォローアップに力を入れ、優良事業者を育成していく事業展開は理解できます。その際、女性の起業・就業支援を行う「アシスタ lab.」によるワンストップ的な支援が大切です。まだ認知度が低いとの声もあるため、効果5 女性起業支援事業(女性活躍支援課)三次市にゆかりのある方々に、外から応援してもらうことはとても大切なことです。登録者数の拡大を積極的に進め、SNSを活用して情報発信するのはもちろん、サポーター登録者にも情報を発信・拡散してもらう働きかけが求められます。本事業は、サポーター登録者に様々な特典を与えるのではなく、いかに三次市の応援団となってもらうか、つながりを拡大するかを目的としています。サポーター登録者の役割について、早急に検討が必要です。将来的には、サポーター登録者による自主的な交流の拡大や登録制度の運営につながることを期待します。老朽化し倒壊などの危険性がある空家の存在は、全国的にも社会問題となっています。個人の所有物で法的な制約もあるため、難しい取り組みではありますが、対策は急務です。空家にしないための啓発のほか、危険な空家の所有者に対する勧告を行い、適切な管理や除却につなげる本7 三次市ふるさとサポーター事業 (定住対策・暮らし支援課)8 空家等対策事業(都市建築課)的な周知とともに、利用者登録の拡大、利用者への情報提供の拡大が求められます。女性が起業して活躍するまちづくりは、経済団体も期待しており、市の取り組みに協力していく考え方です。しっかりと連携・情報共有を図り、全市的に女性活躍支援に取り組む態勢を整える必要があります。鳥獣の出没や被害は、市民感覚でも増加を感じています。有害鳥獣駆除班の駆除活動を支援し、被害防止に取り組んでいますが、根本的な個体数の減少や被害軽減には至っていません。とはいえ、被害の拡大は放置できないため、継続した取り組みが必要です。また、地域ぐるみの被害防止や駆除を促進するとともに、研修会などを通じた知識と技術の向上に取り組んでください。駆除班の活動を維持するため、ICT活用による駆除活動の省力化や若手後継者の育成・確保が不可欠です。今後も重点的に取り組むとともに、後継者の確保にあたっては、狩猟人口を増やす観点でも広報を行うなど、工夫の余地があります。6 有害鳥獣駆除対策事業(農政課)事業の継続を望みます。空家問題は、空家にしない、空家を活用する、危険な空家を除却するなど、様々な観点から取り組む必要があります。関係部署が十分に連携し情報を共有しながら、複合的に対策を進めることが必要です。住民自治組織の活動を支援するため、事業の継続が必要ですが、他の補助事業も含め、補助金の使途や住民自治組織の活動実態について、市民に分かりやすく情報発信をお願いします。また、協働のあり方や行政と市民・地域の役割分担、例えば支所機能を住民自治組織で担うなど、今後の関係性についても検討が迫られています。法人化やコミュニティビジネスによる自主財源の確保の動きなども併せ、検討が必要です。住民自治組織とのヒアリングを通じて、実態や課題を把握するとともに、可能な範囲でその内容を公開し、広く市民を巻き込んで考えることも必要です。※紙面の都合上、提言内容を要約して掲載しています。詳しい内容は、市ホームページをご覧ください。9 自治振興活動費補助事業(地域振興課)森もり邊べ成せい一いち会長(左から2番目)と佐さ藤とう明あき寛ひろ副会長(左)から提言書の提出を受ける市長11Miyoshi 2020.2

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