miyoshi191L
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障害者差別解消法が施行され、みなさんも「合理的配慮」という言葉にふれられることが多少なりとも増えていると思います。しかしながら、どのような配慮が「合理的配慮」なのかイメージがわかない方も多いのではないでしょうか。「合理的配慮」とは、障害のある人が障害のない人と平等に、すべての人権および基本的自由を享受し行使できるよう、一人ひとりの特徴や場面に応じて発生するバリアを取り除くための、調整や変更のことです。障害のある人から、何らかの対応を必要としているとの意思が伝えられたときに、負担が重すぎない範囲で、官公庁においては義務として、事業者においては努力義務として、対応することが求められています。今回紹介した事例は病院に限らず、いろいろな場面で生かせるものです。普段から、実践することで障害の有無にかかわらず、すべての人が住みやすい社会の実現につながります。言葉にするととても難しく感じてしまいますが、普段の心づかいで対応できることも多くあります。今回から、障害のある人やご家族が三次市内で合理的配慮を感じられた対応をイラストで紹介します。問 社会福祉課障害者福祉係  ☎0824-65-2051 0824-62-6285  三次市障害者支援センター ☎0824-65-1131 0824-65-1132申・問 つどい・さんあい代表 田端由佳 ☎090-9866-6323 t.kyst@docomo.ne.jp当事者・家族の感想障害への配慮が感じられるとともに、コミュニケーションもスムーズにでき、とても安心できた。病院の受付について診療場面にて病院の受付にて当事者・家族の感想障害を持つ人に対し、積極的に配慮しようとする意志が伺え、安心して受診できた。当事者・家族の感想ヘルプマークの啓発につながった。障害を知り共に生きる受付に耳マークや筆談ボードが置いてある。医師や看護師が、直接筆談で対応してくれた。医師や看護師が正面を向き、口の動きが見えるようにし、身振り手振りを交えて、ゆっくりと話をしてくれた。ヘルプマークのポスターが適切な場所に掲示してあった。※ヘルプマークとは、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、援助を必要としていることを周囲に知らせることを目的として作成されたものです。おしゃべり会&学習会と き 3月14日(土)13時30分~16時ところ みよしまちづくりセンター2階 多目的室対 象 発達障害・知的障害を抱える当事者・保護者・支援者参加費 無料テーマ 親なきあとの生活について※同じような思いを抱えている皆さんとお話しませんか?お茶を飲みながらの茶話会です。お気軽にお越しください。12Miyoshi 2020.2

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