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一般社団法人 みよし観光まちづくり機構(以下、まちづくり機構)が地域DMOとして三次市内で活動しています。今回はその三次版DMOであるまちづくり機構についてお話を伺いました。みよし観光まちづくり機構(三次版DMO)ってどんな組織?DMOには、単独都市で登録する地域DMOと都市や県をまたがって連携する地域連携DMO、広域の都道府県で連携する広域連携DMOの3種類があります。まちづくり機構は、2019年8月、観光庁に正式登録された広島県初の地域DMOです。まちづくり機構は、現在は理事5人、監事1人、事務局長1人、スタッフ3人で活動しています。事務所は三次地区文化・観光まちづくり交流館(以下、交流館)内にあります。どんな活動をしているの?平成30年度は、交流館の開館準備業務やゴールデンウィーク中の三次もののけミュージアムのオープニングイベントの運営事務などの業務を行いましたが、令和元年度は、主に次の5つの項目に取り組んでいます。永江専務理事へインタビュー  専務は三次市出身なんですね?はい、甲奴町の出身です。昭和51年に三次高校を卒業して、なんと42年ぶりに三次に帰ってきて、2018年8月からまちづくり機構の専務理事に着任しました。  なぜ、三次版DMOの専務理事に なろうと思ったのですか?私は大学卒業後、東京の旅行会社に入り、そこで訪日外国人インバウンド担当(法人団体が中心)として、16年間訪日外国人の団体ツアー受注のための企画営業やオペレーションを行ってきました。その後、米国の最大手旅行会社でグローバルスポンサーのオリンピックイベント(バルセロナ、アトランタ、長野)や自動車クライアントのグローバルキャンペーンを行ってきました。それ以降は、広告代理店で12年間各種調査、マーケティング、企画、プロモーション業務を行ってきましたので、それらの経験を生かして、少しでも三次市の観光推進に貢献できたらと思い、広島県初となる三次市の地域DMOの専務理事に応募させていただきました。  三次に帰ってきてからの印象はどうですか?正直、今まで三次を観光地として考えたことはありませんでした。ただ、改めて見直すと、昔の私のイメージ(霧の海や鵜飼、広島三次ワイナリーなど)だけではなく、豊かな自然や豊富なフルーツ、浅野藩400年の歴史ある街並み、霧里ポークやジビエ料理、カーターピーナッツ、270年前に三次町で生まれた稲生物怪録Q3市の観光推進に関する各種調査(来訪観光客に対する座談会、市内観光関連団体を中心とした観光推進ワークショップの開催、観光実態調査の受託等)を通して、市の観光の実態や課題、改善点の把握、今後取り組むべき観光戦略の方向性を市内の観光関連団体と市民の方を募って議論を重ねています。このような調整や議論を生かしながら今後の観光戦略の方向性を市や観光関連団体と更に検討していく予定です。観光戦略目標の共有化と合意形成1Q2Q1DMOとは?現在、観光庁では、日本版DMOという組織を作ることを推進しています。DMO(Dデスティネーションestination Mマネジメントanagement/Mマーケティングarketing Oオーガナイゼイションrganization)は、地域の観光資源を調査、分析しながら、魅力ある資源として磨き上げ、観光地を1つの目的地となるよう、的確なターゲットに、適切なマーケティングやPRをすることで、地域の稼ぐ力を高め、観光業の恩恵を地元にもたらすことを目的とした団体です。まちづくり機構の職員の皆さん問 一般社団法人  みよし観光まちづくり機構 ☎0824-62-6150 0824-53-18704Miyoshi 2020.2

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