広報にじ52号-電子ブック
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○団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に,重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう,医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制(地域包括ケアシステム)の構築を実現。○今後,認知症高齢者の増加が見込まれることから,認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも,地域包括ケアシステムの構築が重要。○人口が横ばいで75歳以上人口が急増する大都市部,75歳以上人口の増加は緩やかだが人口は減少する町村部等,高齢化の進展状況には大きな地域差。○地域包括ケアシステムは,保険者である市町村や都道府県が,地域の自主性や主体性に基づき,地域の特性に応じて作り上げていくことが必要。いつまでも元気に暮らすために・・・ 生活支援・介護予防 住まい 地域包括ケアシステムの姿 ※ 地域包括ケアシステムは、おおむね30分以内に必要なサービスが提供される日常生活圏域(具体的には中学校区)を単位として想定 ■在宅系サービス: ・訪問介護 ・訪問看護 ・通所介護 ・小規模多機能型居宅介護 ・短期入所生活介護 ・福祉用具 ・24時間対応の訪問サービス ・複合型サービス (小規模多機能型居宅介護+訪問看護) 等 ・自宅 ・サービス付き高齢者向け住宅 等 ■施設・居住系サービス ・介護老人福祉施設 ・介護老人保健施設 ・認知症共同生活介護 ・特定施設入所者生活介護 等 日常の医療: ・かかりつけ医、有床診療所 ・地域の連携病院 ・歯科医療、薬局 老人クラブ・自治会・ボランティア・NPO 等 ・地域包括支援センター ・ケアマネジャー 通院・入院 通所・入所 病院: 急性期、回復期、慢性期 病気になったら・・・ 医 療 介護が必要になったら・・・ 介 護 ■介護予防サービス 地域包括ケアシステムの構築について ○ 団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制(地域包括ケアシステム)の構築を実現。 ○ 今後、認知症高齢者の増加が見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも、地域包括ケアシステムの構築が重要。 ○ 人口が横ばいで75歳以上人口が急増する大都市部、75歳以上人口の増加は緩やかだが人口は減少する町村部等、高齢化の進展状況には大きな地域差。 ○ 地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県が、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げていくことが必要。 1 相談業務やサービスの コーディネートを行います。 (図は「生活支援コーディネーター及び協議体とは」厚生労働省 資料より抜粋)まだまだ始まったばかり○高齢者の支援を皮切りに“地域づくり”を考える取り組みでもあるといえます。地域の方とともに考えながら一緒に行っていくことが必要です。いつまでも住み続けられる地域をともに考えていきましょう。地域づくりを考える Vol.1~生活支援体制整備事業について~○2015年4月から,改正介護保険制度がスタートしました。新しい介護予防・日常生活総合事業を各市町においても,随時行われております。人口減少・少子高齢化,働き手(生産年齢人口)の減少,核家族化など社会も大きく変わってきております。そうした時代の中でも,だれもが住み慣れた地域で,最後まで暮らしたいと思っておられるのではないでしょうか。介護予防という考え方から,地域で暮らし続けるための生活支援へと制度も変わってきております。○神石高原町においては,平成29年5月11日に第1回の協議体を開催しました。参加者は,神石高原町長,シルバー人材センター,老人クラブ連合会,自治振興会連絡協議会,商工会,4地域の協働支援センター,広島県社会福祉協議会の方です。まずは“協議体の役割”を県社協の方から説明を受け,その後各地域の状況ということで協働支援センターの取り組みを聞きました。その後,情報交換を行い今の神石高原町について話し合いました。これからも定期的なネットワークづくりの場として進めて行きたいと思います。地域包括ケアシステムの構築について~協議体とは~?○地域で高齢者を支援する関係者間のネットワークづくりを目的とした,定期的な情報共有・連携強化の場。7広報にじ No.52

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